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大切なものがあるほど、失うのが怖いからだろうか。心細く冷たい空気を吸い込みながら、寝転んで本を読む。雲の下にいるとき、いつも喉に引っかかっているなにかの欠片と、間違えて一緒に暮らしているうちに、雨を好きになった、それなのに、星に手を伸ばしてしまうようになったのは。
『星になる』

12/14/2025, 4:05:36 PM