Tへおくる
あなたに「僕の詩を書いてよ」と言われたので、試しにスマホのメモアプリと向き合ってみる。ウンウン唸ることもなく静かにシャットダウン。誰かに詩を見せる前提で書いたことなどない。ましてや、書いてなんて言われた試しがない。
以下、つらつらと思ったままに書き連ねる。おそらく詩ではないが。
あなたの一人称がお気に入り。
「僕」という一人称はありふれておらず何だか特別感がある。そして時折まじる「俺」も良い。
あなたの揺れるアイデンティティを覗くようで、どこか誇らしい気持ちすら湧いてくる。
わたしたちは違う方向を向くベクトル、けれどいずれ交じるはずであったベクトルのように思う。
平行線やねじれの位置では決してなかった。
まるで違う木の枝同士。
普段は触れることすらないけれど、なにか世界の不完全さにより見つけ合う。
わたしの一人称は「うち」。若い女性にありがちな一人称。歳を重ねるにつれ「私」に変えたいと思うが、やはりなかなか難しい。だからわたしの一人称もくるくる入りまじる。
成熟した男性は「俺」を、女性は「私」を使っているという暗黙のバイアス。
同調圧力、けれどカラフルなわたしたち。
お互いの不完全さの一角はそこに顔をだし、わたしたちは図らずともその不完全さにより惹かれあった。
不完全であらずんば万物にあらず。
宇宙なんて、いずれしぼんで無くなっちゃうんだし、だれも完璧なんかじゃない。神様だって設計を間違えたので。
宇宙が完璧ではなかったら、一体何が完璧で完全?
わたしたちは、みな不完全のまま、巡っている。
もう少し、自分を許して気楽に生きていけばいい。
五十年後でもくだらない言い合いをしましょう!
例えば:「あくび」のイントネーションの真偽とか
2/23/2026, 10:31:27 AM