彼は太陽のようだと、人々は言う。確かにその通りだと俺も思う。垂れた瞳のその綺麗なグラデーションも、その髪の色も、皆を照らすような明るい笑顔も。彼はまさに太陽と呼ぶに相応しい。俺はいつだって彼の横で、彼の光を受けて輝けるこの立場が好きだった。
「__…、くん。」
「おう!どうした?」
前を歩く彼の名を、気付けば口に出していた。ぱっと振り向いてくれた彼は、相も変わらず眩しくて。
「なんでもない、ほら早く行くぞ!負けた方の奢りだ!」
肩を小突いてから駆け出した。はぁ!?と素っ頓狂な声が聞こえ、その後すぐに後ろから一定の足音が聞こえてくる。追い抜かれる間際、横から聞こえた特徴的な笑い声に脳裏を過ぎった彼の笑顔は、やっぱり太陽のようだった。
2/22/2026, 4:17:55 PM