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#冬へ

冬が来る。
朝晩の冷え込みや昼夜の温度差に震える。
もう、あの猛暑の夏の暑さを思い出せない。
冬が来ると、夏を忘れる。

冬は人恋しくなる。
気温のせいなのか、夜が長くなるからなのか、聖夜のイベントを連想させるからなのかは分からないけれど、胸の奥にある寂しさが滲み出てくるように見え始める。

“寂しい”が、よく心をかすめる。

誰にも言わないで、ただひたすら夜を過ごすことが苦しくなる時がある。ベッドで横になって目を閉じといると、静かな部屋の中で、自分の心臓の鼓動がいやに大きく聞こえる。だから、余計に不安になる。

誰にも言えない。
寂しいって。

こんなとき、誰を頼っていいのか分からないし、結局はひとりで孤独をやり過ごしてる。

感傷的になってしまう夜は、自分がよく見える。

忙しなく過ぎていく時間の中に置き去りにされてきた感情たちが漂う海に、揺られているみたい。

ただただ感情に委ねる時間も必要なのではないかなと思う。

だから、あえて孤独に飛び込む。
置き去りにされてきた感情を誰が拾ってあげられるかって、きっと自分自身に一番してほしいって思ってるはずだから。

寂しい夜も、安心して眠れますように。

11/17/2025, 2:12:41 PM