サンザカ カイリ

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くしゃり、とつま先が音を鳴らした。
枯れ葉が受け止めきれない重さに押し潰されて粉々に割れていた。今の僕とよく似ていた。
「もうこれでおしまいにしましょう」鉛をぶつけられたような言葉が扁桃体を潰した。
一定のリズムを刻みながら遠のいていくヒールのメトロノームが僕に催眠術をかけた。
これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だ僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない

背中から刺さるように響く楽しげな子供の声が、不愉快な痛みとして鼓膜の奥を突き刺した。


お題:枯葉

2/20/2026, 12:10:23 AM