----ねぇ、お母さん
太陽のような人ってどんな人なんだろう。
温かいのかな?光輝いているのかな?
どんな人かは分からないけどいつか会ってみたいな!
----ブーッブーッ
スマホのアラームが鳴っている。久しぶりに幼少期の時の夢を見た。
僕が5歳ぐらいの時、太陽のような人という本を読んで『会ってみたい』と思ったことを母に伝えている時だ
これまでも何度か同じ夢をみたことがある
まだ、太陽のような人には会えていないがいつか会えるんじゃないかと心の中で期待している。
今日は高校の始業式。制服に腕を通し身支度を始める。
今年はみんなと仲良くできるだろうか、そう考えると不安でいっぱいになったがあまり時間に余裕もなく、足早に学校へ登校した。
体育館にはすでにたくさんの人が集まっていて教室の地図と名簿が配られた。みんながぞろぞろと移動していき、僕も同じように移動した。
教室に着くと黒板に席の場所が書いてあった。
僕の席は窓側の一番後ろ。大半が着席しているのに関わらず、前の席は空いたままだった。
担任の先生が前にでで話し始める。簡単な挨拶をして、出席確認を始めた。
「荒、東、五十嵐、大我、… 白石、白石?」
先生が呼んでいても一向に反応がない。
その時、廊下に走る音音が鳴り響いた。
教室に入ってきたその姿はまるで太陽のようだった。
その人は僕の前の席に座り、元気よく挨拶した。
『はい!白石太陽です』
お題:太陽のような
2/23/2026, 8:56:43 AM