『未来からの警告』
「おーい、手紙が届いてたよー」
「…私に?」
はい、と手渡された封筒は真っ白で差出人も何も書かれていない。唯一書かれているのは、私の名前だけ。
彼女はその封筒を見て、眉をひそめた。
「…もしかして、危ない感じ?捨てとこうか?」
「ううん、大丈夫。とりあえず見てみるよ」
念の為、カッターで封を開ける。慎重に中の手紙を取り出し、内容を読んだ。
「……ど?大丈夫っぽい?」
「…うん、何の変哲もない手紙だったよ。」
それを伝えると彼女は安心したように大きく息を吐いた。
「良かったー!ね、どんな手紙!?」
「未来の私から届いた手紙…なんてね」
「えーなにそれー!」
カランカランと音を立てて扉が開いた。どうやら彼らが来たようだ。こんにちはーと明るい声が聞こえた。
「お!来たねー!」
彼女がパタパタと駆け寄り、彼らを迎える。
私は手元にある手紙をもう一度見た。彼女に嘘はついていない。これは確かに未来の私からの手紙だ。……だが、未来で何かがあったようだ。未来の私からの警告。最悪な未来を変えろということか……。
笑顔で話す彼女を見て、私は決意を固くした。
"命にかえても彼女を守れ"
【10年後の私から届いた手紙】
2/15/2026, 2:37:25 PM