『0からの』
45歳中年、50歳までにこの世に一つだけでいいから、文学的に評価される物語を創り出したいと夢見る。気力を保てるなら、期限は設けず、死ぬまでに叶えるでもいいかもしれない。
想い10年、文章を書き始めて11日目。
最近、「書く習慣」アプリのお題を確認する時が、一日で一番緊張する。書き終え「OK」ボタンを押して、自分の作品を読み直す時は気恥ずかしくなり、一日で一番悶絶する。仕事ですり減らされた感情を、家に帰って更に削りまくっていることに、自分でも笑える。
ほら、今もスマホをフリックする手が止まり、この感情に当てはまる言葉を頭の中で思い描こうとするが、見つけることができず、頭の後ろをガリガリと強く掻く。
表現に自信がない。キャラクターに魂を吹き込むことができない。目の前にあるものの例えが全く浮かんでこず、ただの説明文になってしまう。しかし、こんな俺でも、いつか本腰を入れて書きたいテーマがある。今はまだそれを扱える技量がないから、安易に手を出す訳にはいかない。いつか、その物語が、誰かの感情に触れることができよるうに、腕を磨くだけだ。
ここでは、書くことの練習の意味合いが強いが、少しでも自分を納得させたいとは思う。「一筆」からの始まりが「記述」になり、「執筆」へと昇華させていくことができるように。
0からのスタートが45歳。だけどもっと早く始めればよかったとは思わない。遠回りしている間に無駄なものを振り落とし、熱くなれたのが今だっただけのことである。
だから、明日も書く。死ぬまで書き続ける。
2/21/2026, 1:44:41 PM