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太陽のような



人生において燦然と輝く出会いはどれくらいあるんだろうなぁ…って思う。
それは奇跡であり、あるいは運命的な偶然であり、必要とされた必然なのかもしれない。

生きる事は闘いだ。

どこかのアニメで聞いたそのセリフは人生を端的に現していた。

思うようにいかない理想の美しさに灼かれた人生は生きるだけで血反吐を吐くようで、生々しい程の嫌悪と落胆に彩られたものだった。

信じ続ければ信じるほどに手元に輝く美しい筈の理想はくすみ、希望は焼石に水をかけ続けるかのように蒸発し、無理解という霧に迷い込んだ。

生きるという意味もわからず
生きるという価値が苦しみしか生まない
終わらせるという甘美さこそが正しいのではないかと下ばかり見つめていた時、仰ぎ見た空は青いだけで美しい、そう教えてくれた出会いがピコさんだった。

2018年に亡くなって随分と経った。
今なお、ブログは『独女のスキルス胃がん日記』としてネットの片隅で彼女の生きた軌跡を残し続ける。

生きるという事に意義はなく
苦しみだけでは終わらせない。
あらゆる必然の中にも悲しみがあり
あらゆる偶然の中にも愛がある。

ありがとう、あなたは私の太陽だ。

今年もまた命日がやって来た。
空を見上げると春の訪れを感じるように
蒼穹の中に太陽が輝く。

今も未来もずっと燦然と。

2/23/2026, 8:48:53 AM