それは夜の事だった。
ガサガサと外で物音が聞こえた気がして、私は窓を見たのだった。
木陰が微かに揺れた。
何かの気配がある。
私は窓を開けて「こんばんは」と声をかけた。
するとそれに答えるかのように
「にゃー」
猫の鳴き声。そこにはグレーの毛色のかわいらしい猫がいた。
「どうしたの?お腹すいた?」
話しかけるが答えない。お腹は空いてはないようだ。
「困った事でもあるのかな?」
「うにゃ」
猫が軽やかに塀を登ってじっとこちらを見つめる。
「ついてけばいいの?」
猫の目はそうだと言っているかのように思った。
私は窓から身を乗り出して、外に出た!
この猫ちゃんはどこに私を連れて行ってくれるのかな?
少しのワクワクと小さな冒険を楽しむ事にするよ。
7/18/2025, 9:44:18 AM