「命と過ち」
忘れてはいけない過ち
付き合っていた彼と別れた後に
小さな命が私のお腹に宿ったことを知ることになった
本来なら喜ぶべきなのかもしれないけれど
検査薬を持つ私の手は震えていて
頭の中が真っ白になった
不安でいっぱいで、こわかった
病院に行くと妊娠5週目だった
エコー写真をもらったが
妊娠している実感が湧かなかった
そこでようやく、体調の悪さとの辻褄が合った
あぁ、これが妊娠かと
つわりと眠気、本来動くべき身体が思うように動かない
正直、しんどかった
本来の身体に戻りたいと
ほんと、人として女として最低だ
産む決断ができなくて中絶することを選んだんだから
彼にもそのことを伝えて了承を得た
小さな命は1週間と1日で空に旅立った
寝る時に自然とお腹を触っていた手
もういないなんてと思うと、後悔と、悔しさ、悲しみ
自分への怒りが込み上げてくる
自分のしたことが全部許せない
街中や職場で赤ちゃんや子連れを見ると
私の子はどんな子だったんだろう?
男の子だったのかな?なんて考えてしまう
それと同時にこの経験をして
子育てをしている人たちはすごいと
尊敬でしかないと思った…
私がした事は許される事じゃない
一生背負って生きていかなければならない
そのことを忘れずに今度はちゃんと、
ママになれるように頑張るから
またママのところへ来てね。
本当に短い間だったけど、ママにしてくれありがとう。
12/13/2025, 3:05:22 PM