「降り積もる想い」
貴方との付き合いが終わってしまって
どんなに貴方を想っても
この気持ちは伝わらない
寂しくて、泣きたくて、好きだって伝えたくて
別れた本当の理由がどこかにある気がして
何で?どうして?って
いつかはまた戻れるんじゃないかって
頭の中がごちゃごちゃになって
今になって気持ちが追いついてこなくて
苦しい…本当に苦しい…
貴方への想いだけが降り積もって
どこにも消えてくれない…
「心の片隅で」
いつも心の片隅に貴方がいる
お互い嫌いで別れたわけじゃないから
忘れられないし
でも忘れたいとも思ってしまう
もう別れた貴方に
私の感情を気持ちを
振り回されたくない
それでも忘れられず
思い出して切なくなる
いつまで私の心の片隅に
貴方は居座るのだろうか…
「雪の静寂」
雪の静寂に包まれながら
貴方のことを考える
貴方は今、何をしているのだろうか?
貴方は寒がりで冷え症だから、大丈夫だろうか?と
この冬も貴方と過ごせると思っていたから
この静寂は私の心のように冷たくて虚しい
「命と過ち」
忘れてはいけない過ち
付き合っていた彼と別れた後に
小さな命が私のお腹に宿ったことを知ることになった
本来なら喜ぶべきなのかもしれないけれど
検査薬を持つ私の手は震えていて
頭の中が真っ白になった
不安でいっぱいで、こわかった
病院に行くと妊娠5週目だった
エコー写真をもらったが
妊娠している実感が湧かなかった
そこでようやく、体調の悪さとの辻褄が合った
あぁ、これが妊娠かと
つわりと眠気、本来動くべき身体が思うように動かない
正直、しんどかった
本来の身体に戻りたいと
ほんと、人として女として最低だ
産む決断ができなくて中絶することを選んだんだから
彼にもそのことを伝えて了承を得た
小さな命は1週間と1日で空に旅立った
寝る時に自然とお腹を触っていた手
もういないなんてと思うと、後悔と、悔しさ、悲しみ
自分への怒りが込み上げてくる
自分のしたことが全部許せない
街中や職場で赤ちゃんや子連れを見ると
私の子はどんな子だったんだろう?
男の子だったのかな?なんて考えてしまう
それと同時にこの経験をして
子育てをしている人たちはすごいと
尊敬でしかないと思った…
私がした事は許される事じゃない
一生背負って生きていかなければならない
そのことを忘れずに今度はちゃんと、
ママになれるように頑張るから
またママのところへ来てね。
本当に短い間だったけど、ママにしてくれありがとう。
「失われた響き」
貴方に名前を呼ばれていた
あの頃が懐かしい
もうあの頃には戻れないけれど
私の名前を呼ぶ声が
今でもずっと私の中で響いている
けれどそれもう失われた響きに…