暗月

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誰もいない教室

今日はいつもより早く登校した。
理由がないと言えば嘘になる。

今日は早く登校したから机の落書きも花瓶もない。
下駄箱にはいつもの画鋲もなかった。

楽だ。
もっと早くこうしておけば良かった。

何もすることがなくて僕は掃除を始めた。
あ、この教室ってこんなに広かったのか。
こんなことあったな、なんて考えながらほうきをはく。

毎日1人で掃除していたから特に苦ではない。
慣れって怖いな〜笑

掃除が終わり、そろそろ誰かが登校してくる時間だろうか。
今日はどうやって虐めようか、なんて考えてんのかな。
ま、その考えはもう意味を無くすけど。

最後に黒板に文字を綴った。
「クソ野郎ども、今日まで僕のこと考えてくれてありがとう」と。

そして僕は、この誰もいない静かな教室から身を投げ捨てた。

9/6/2025, 3:03:03 PM