【今日にさよなら】
せっかちな彼女、のんびり屋な僕。
活発で明るい彼女、物静かな僕。
己の道を信じる彼女、臆病な僕。
君と僕はまるで正反対だ。
それもあるからか、2人は自然と
惹かれ合っていた。
でも、一歩踏み出せなかったのは
僕が幼い頃から病弱だったこと。
彼女は僕なんか気にせず、もっと
素敵な人と恋をするべきだ。
いつしかそう思うようになって…。
「私は好きで貴方の傍に居るの」
真っ直ぐな瞳でそう言う彼女。
「独りになんかさせないから」
勝ち気な笑みを浮かべ、僕の手の甲に手を重ねる。
その温もりがとても心地良く。
「僕ももっと強くならなきゃね」
そう決意した瞬間だった。
正反対ばかりの道を歩く、
今日にさよなら。
改めてよろしく、
同じ道を歩く愛しい人。
2/18/2026, 11:15:39 AM