見るに値しない駄作ばっかりwww
アンストするわwww
ほな、さいなら🤪
【今日にさよなら】
せっかちな彼女、のんびり屋な僕。
活発で明るい彼女、物静かな僕。
己の道を信じる彼女、臆病な僕。
君と僕はまるで正反対だ。
それもあるからか、2人は自然と
惹かれ合っていた。
でも、一歩踏み出せなかったのは
僕が幼い頃から病弱だったこと。
彼女は僕なんか気にせず、もっと
素敵な人と恋をするべきだ。
いつしかそう思うようになって…。
「私は好きで貴方の傍に居るの」
真っ直ぐな瞳でそう言う彼女。
「独りになんかさせないから」
勝ち気な笑みを浮かべ、僕の手の甲に手を重ねる。
その温もりがとても心地良く。
「僕ももっと強くならなきゃね」
そう決意した瞬間だった。
正反対ばかりの道を歩く、
今日にさよなら。
改めてよろしく、
同じ道を歩く愛しい人。
【お気に入り】
お気に入りはなんでも欲しくなる。
蝶よ花よと育てられた私の我儘は、
叱られるわけもなく叶えられてきた。
次に欲しくなったのは意中の彼。
だから次期、王になる父に頼み込んで
彼を強引に婚約者にさせた。
私のお気に入りになれたのだから、
光栄でしょう?
そんな風に酔いしれる私を、彼が
どんなに軽蔑したかも分からず。
心の隙間を埋めるように、物への執着が強くなる。
そんな私を世間は哀れんだ。
あぁ、そうか。
私自身が、誰かの1番のお気に入りに
なりたかったんだ。
気づいた頃には、周りはガラクタで
溢れていた。
【誰よりも】
「…王子!」
2つ年上の王子に声をかければ、
彼は微笑みツリ目が一層細くなる。
その猫のような瞳が私は好きだ。
誰よりも好きな自信があった。
「あの方もついに婚約かぁ」
ある日父さんの言葉を聞くまでは。
許嫁が居るのは分かっていた。
なのに、いざ現実を突きつけられると
胸には黒い焦げたような塊ができる。
誰よりも優しい人だ。
私が今更告白しても、困った笑みを
浮かべて受け止めてくれるだろう。
でも、そんな優しさならいらない。
いっそ冷たく突き放して。
嫌いだと罵って。
この恋に蓋をするには、私はまだまだ
幼い子供なのだと痛感した。
【10年後の私から届いた手紙】
目の前に白色の便箋がある。
私から私へと書かれた不思議な手紙。
封を開けると、きっちりとした字が
びっしりと書かれていて、己の性格が表れている様で笑ってしまう。
“今の私は、影でこっそり泣くことは
しなくなったからね”
その文をじっと見つめる。
良かった。
他人事の様に胸を撫で下ろす。
弟が2人居て、幼い頃から甘える事が苦手な私が、素直に甘えられるように
なったんだと。
読み終えた手紙を再び封に入れると、
さらさらと溶けるように消えていく。
待ってと言う前には手紙は消え、
そこで私は目を覚ました。
今のはただの夢だったのだろうか?
それとも…。
“10年後のお楽しみに”
誰かがそう言ったような気がした。