「太陽のような人になりたい?」
「いいえ、あんなにパワフルなのは、いや。夜空にひっそりと佇む、月の方がいいわ。」
太陽のような見た目とはうらはらに、彼女は眩しい笑顔でこう答えた。どうみても、太陽タイプだ。彼女は、いつも明るく元気で、まわりの人を引っぱっていく役割をさらりとこなしているようにみえる。
そんな彼女の内面は、とても物静かなのだということを、ボクは最近知った。
ボクとふたりきりのときは、彼女は殆ど話さない。だいたいボクから話しかけて、彼女が答えることが多い。
太陽のような、彼女。
月になりたい、彼女。
どちらも、彼女、なのだ。
パワフルな面と静けさの中にある面と、うまくバランスをとりながら、彼女は必死に生きているのだろう。
ボクは、そんな彼女をとても愛おしくおもっている。
2/23/2026, 8:24:01 AM