ぬえ

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凍える指先

もっと自由に思考を巡らせて……

冷笑的な自分から逃れられない。

凍える。冷える。温まる。固まる。

凍える、というひとつの言葉からどれだけ連想できるか。

前に、頭が良い人とそうでない人が「リンゴ」を見た時になにを考えるか、という画像があった。

頭が良い人は「リンゴ」を見て「禁断の果実」「ニュートン」「果物」「赤」「白雪姫」等々、色々と思い浮かべるが、そうでない人は「リンゴがある!」と思うだけ、といった内容の画像であった。

この画像を提示した人の定義では、知識のある人が頭の良い人、ということになるのだろう。

確かに知識があれば連想する力も高まるし、色んな物事に共通点を見つけることができるようになって世の中を興味深く見れるし、実際考える時もアナロジーが効いて柔軟に物事が考えられる。

どうでもいい話は終わりにして、「凍える」について考えてみよう。

類語、抽象、具体、アナロジー、二項対立を使って考えた結果、

類語としては凍る、寒い、固まる。

抽象化すると、感覚。

具体化すると、??

アナロジーでは悪寒、寒いギャグ、サブイボがたつ、とかがある。

二項対立では、暑い、温まる。

今はこうやって「凍える」という部分のみを抽出して考えているが、実際は「凍える」というのは単体として存在しない。

何が凍えているのか、どのくらい凍えているのか、等々の5W1Hを含めた状況下で「凍える」という状況が現れてくる。

なんだか、これは考えてみれば非常に妙である。

例えば「私は今『書いて』で文章を書いている」とここに書くだけで、「あぁ、この人は『書いて』で文章を書いているんだな」と読者は理解する。

それは真なる意味での理解なのだろうか?

文章に書いてある以外のことにも想像を巡らせなければ真の理解ではない、と私は言いたいのだろうか。

お題が更新されるのでここまでにするが、なかなか興味深い議題が出てきた。

言葉にするなら、「文章の5W1H性を考えることの意味」とかかな。


12/10/2025, 10:03:16 AM