ねちょねちょ系鯖缶

Open App

看板にね、お月様がいるでしょう
その中のうさぎはくるくると、ぎゅるぎゅると
皆が手に持っていて、まるでこちらが非現実だとでも言うような
素晴らしい世界で息をしたんだよ

そのうさぎがね、見守っていたホットケーキ
勘定場がこんなにも広く、誰一人置いていくことなく笑いあったテーブル席
小波も沈むような南国色に、目を桃や緑とさせながら、最後まで遺さないようにしていたよ
そんな姿もね、うさぎはずっとそこにいて、
時折視界に飛びかかっていたんだね

そう、うさぎはね、その後だろうと
ずっとずっと髪を引いて幾星霜をも凌駕した
帰りも、泊まりも、赤くなる目の前も
とても長いことそこにいる
今日にさよならまた来来年
大丈夫そこにいるならね
血ぃが転んだ


なんでだろうね、灰緑な部屋への安堵感
日が斜に構える絶望感

2/19/2026, 8:06:50 AM