「あなたの欲しいもの、ここにあるわよ。」
そういって女は真下を指差した。
年は15くらいだろうか。さすがに男は戸惑った。
「ここを掘ればいいわ。」
女はにっこりする。はっきり言って、訳が分からない。
「お前は誰なんだ。」
「どうして言う必要があるのかしら。」
「……掘ればいいのか?掘ったら何がある?」
男は欲深かった。女が怪しいのは変わらないが、「自分の欲しいもの」という言葉に惹かれていた。
「何があるかは、お楽しみ。」
「…分かった。家からスコップを取ってこよう。」
「スコップじゃ無理よ。シャベルにした方がいいわ。」
「家にシャベルなんて無い。」
「いいえ、あるわ。」
「なんでそう思うんだ?」
「なんでかしらね。」
女はのらりくらりと男の質問をかわす。
「じゃあ、シャベルを探してみよう。なければスコップを持ってくるからな。」
「ええ。」
男は回れ右をして家に帰っていく。
「ある…。」
男の家の納戸に、シャベルはあった。
買った覚えも、使った覚えも無いのだが、かすかに土がついている。
「何年か前に買ってたのかもな…。」
男はシャベルを持って、女のところへ戻っていった。
女は変わらず立ったまま男を待っていた。
「あったのね。」
「ああ。…じゃあ掘るぞ。」
「ええいいわよ。」
ザクッザクッ…ザクッ…………カツン。
「なにかあたったぞ!」
男は無我夢中で土の中から取り出す。
出てきたのは、
白骨
「え……。」
男は何かを思い出す。
これは…俺が…おレが…こコ殺kロし/@$*=#;*(/$×_;
「思い出したか、この人殺し。」
女は消えた。
しかし男が忘れたなら、また現れるだろう。
「ここにあるわ。」と。
8/27/2025, 12:58:46 PM