23時40分
歯磨きを終え、布団に入る前に机に向かう。
私にはルーティンがある。
それは毎晩、明日の目標を立てることだ。
どんなに小さくても構わない。
大好きな温かいミルクティーを飲むだとか
お気に入りの小説を読むだとか
好きなドラマを観るだとか
私にとっての明日の「お楽しみ」を書き出してみる。
日によって様々だ。
決してギラギラした眩しい太陽のような、大そうな目標ではない。
だけど私にとっては眩しい太陽なんかより、こっちの方がずっと心地良い。
小さな灯りをポツン、ポツン――
と照らしていく。
私にとって毎日の目標は、いわば道しるべのようなものだ。
小さくてふわふわしたその灯りは、
いつも私をそっと導いてくれる。
明日の自分が迷ってしまわないように。
たとえそれが小さな光であっても、その灯りさえあれば私は私らしくいられる。
だから今日もひとつ、またひとつ灯りを灯す。
明日へ繋げるために。
「明日への光」
12/15/2025, 2:25:25 PM