宇宙が大好きだって言っていた君の顔を思い出す。
あの日、夕日を背景に波の音を聞きながら、笑顔で僕と別れた君。
たった十五年。それが君の生涯の長さ。病に奪われてしまった君の命。
ねぇ、今、君は宇宙旅行を楽しんでいますか?
僕もそろそろ君の元に行く時が来たみたいです。
笑顔で待っていて下さい。
僕が君の元に行ったら、君の宇宙旅行に僕も一緒に行ってもいいですか?
案内してくれますか?
大好きな君へ。
六十七年待たせてしまったけれど、今行きます。
__夜空を超えて
綴 白_
12/11/2025, 11:16:58 AM