10年後の私から届いた手紙(オリジナル)
不思議な事があった。
10歳の時、20歳の自分から手紙が届いた。
その時は良くわかっていなくて、誰かのイタズラだろうと思い、すぐに捨ててしまった。
20歳の時、30歳の自分から手紙が届いた。
その時にうっすらと、10歳の時、同じような事があったと思い出す。
30歳はお金はあるけど時間がない。旅行やもろもろ時間を使った今しかできない事を楽しめ、自己啓発も大事だと、親のような小言に満ちていた。
後悔、しているのだろうか。
30歳の時、40歳の自分から手紙が届いた。
手紙をくれている自分は、いったいどこの世界線の自分だろうか。
健康にガタがくるので運動にはげめ、お酒とタバコはほどほどにとあった。
どうせ書いてくれるなら宝くじの当選番号とか競馬の勝ち馬とか知らせてくれれば良いのに。
自分ながら気が利かないことだ。
40歳の時、50歳の自分から手紙が届いた。
時代の流れが早すぎて、仕事についていけないらしい。情けない。
今からもっと未来を見据えて勉強しろ、自分にも他人にも投資しろ、詐欺には注意とあった。
あと、親孝行はできる時にしておけと。
親、あと10年以内に亡くなるのだろうか。
50歳の時。
60歳の自分から手紙が届かなかった。
俺はあと10年以内に死ぬのだろうか。
ならばと仕事をやめ、お金を使いまくって豪遊した。人生、悔いを残したくない。
そして、俺は無一文の60歳になった。
2/15/2026, 11:30:57 AM