揺れるキャンドル
どこからか歌が聴こえる
もうそんな時期か…
年末の慌ただしい仕事が一段落したら
今年も後僅かになっていた
サンタやトナカイのコスプレの店員たちが
ケーキやチキンなどを売っている
今年は何にも準備しなかった
いろんなことに追われるように
日々を生きてくだけで精一杯で
そんなことを考える暇すらなかった
暇すら作らないようにしていた
きみを失ったショックは生きていくことさえ
考えてしまう位だった
きみがいないのにどうして生きていくのか?
そう日々自問自答を繰り返していた
きみと一緒にいたかった
強く願えば叶っただろうか?
きみがもうどこにもいなくなって
僕は思う
あの選択は間違っていたのだろうか?
きみの死を受け入れられずにいる
後悔してももうどうにもならない
そう思っても前に進めない
もう少しだけ
もう少しだけきみのことを考えていたい
忘れるわけじゃない
ずっときみのことを想っている
揺れるキャンドルの火のように
消えかけている僕の命
きみはそっと支えてくれるだろうか?
次にきみに会った時に
きみが知らないいろんなことを
いっぱい話したい
そのために僕は生きる
きみの分も生きる
まだ強くそう言えないけれど
きみがいた時間は大切だったから
僕は生きなければならない
そう思うんだ
12/24/2025, 3:55:59 AM