彼女と行くデートで一番お気に入りだったのが海だった。時間や季節を問わずに、偶然にも二人とも海に行きたい気分になる時がある。車を走らせ、少し肌寒い春の海、夏は暑いからと夜の海で花火をした。秋には海のシーズンが終わったら、何処までも続く海辺をよく歩いていたっけ。凍える風が吹き荒れる冬の海から見上げる夜空は、一層輝いていて、雰囲気に呑まれて思わずキスをした。
浜辺を歩くとき、君はいつも素足のままで凍える寒さに「冷たい」なんて小言を言いながらも笑っている。それにつられて笑う僕は、このまま海辺のように何処までも、二人の足跡をつけて歩んでいく。そう思ってたのに、なぁ。
/素足のままで
8/27/2025, 9:49:04 AM