たーくん。

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夜空で光り輝く星達。
身体が弱かった彼女は、先日亡くなって星になった。
『私、多分あなたより早く死ぬと思うの。もし、あなたより早く死んだら……星になって、あなたのこと見守ってるから』
星空を見ながら冗談混じりで言っていた彼女。
いや、今思えば冗談ではなかったのだろう。
見守ってる……か。
夜空には、無数の星達が光り輝いている。
きっと、この中に彼女がいるに違いない。
俺は星になった彼女に向かって、"ここにいるよ"と大きく手を振った。

12/14/2025, 10:06:49 PM