サンザカ カイリ

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「その気持ちわかるよ。辛いよね。よく頑張ってる。本当によく頑張ってるよ。」
あなたはそう言ってくれた。でも私は貴方の事は分からない。本心も思惑もその言葉を選んだ意味さえも。

こわばった肉を貴方の手が包んでくれた。凍ったものを水で解凍するみたいに、冷え切った身体を湯船に沈めるように温かさが私を包み込んでいる。
重なり合う皮膚の凹凸と摩擦さえも優しさを含んでいる気がした。

だから今は、その言葉を向けてくれたこの瞬間を大切にさせてください。貴方の皮膚の匂いを私の脳に焼き付かせてください。

お題:同情

2/21/2026, 6:34:54 AM