「光の回廊」
外から入ってくる柔らかな光で、回廊は優しく光っている。それが私にはあまりにも眩しく感じられて思わず足を止めた。
ここに来るまでに、たくさん失った。私を受け入れてくれた人を、支えてくれた人を。それでも前へと進み続けた。それが正解だったのかは分からない。けれど、彼らはみんな、私に前へ進むことを求めていたから。だから何があっても振り返らずに進んできた。
一歩、足を踏み出した。光に包まれた回廊は長く、終わりが見えない。でももう、戻るわけには行かない。一歩、また一歩と歩みを再開する。
この回廊を抜けた先に、希望の光があることを信じて。
12/22/2025, 2:06:46 PM