雪の静寂広がる景色は時に残酷で滲んだ世界を雪は包む。祈りの宛先はなくて、錆びた玉座に朝日を捨てる。世界は進み続けるのに目の前の世界は時を止めてしまった。愛したものは、どれだけ歩んでも戻ることはなくて。理解しても終わりは喉を通らなくて誰もいなくなったこの場所で。誰かがいた跡をなぞろう、今日も雪が降る、静かに声を包み残酷な世界を隠す。
12/17/2025, 6:08:47 PM