光の無い、キャンドルが揺れる部屋で。
貴方と2人、話をする。
「今日は何をしたの?」
「今日はあの子と話せたんだ」
「明日は何するの?」
「明日は、」
揺れる炎の鼓動と、貴方の鼓動が合わさって。
私に伝わる鼓動になった。
貴方が聞いて、私が答える。
話と言うには拙い、質問というにも儚い。
あまりにも稚拙で、愚鈍な僕らの。
貴方は聞く、
「このキャンドルが消えたら。君は、どうなる?」
私は、答える。
「その時は、貴方と一緒に消える」
永久に消えない、永久に離れない。
揺れてるキャンドルの灯り。
静寂というのには遠い、2人の世界。
ねぇ、君は。僕を。
12/23/2025, 2:26:37 PM