バレンタインの翌日、ボクは毎年売れ残ったチョコレートを買って食べることにしている。
今年は、食材を買うために立ち寄ったスーパーのおつとめ品コーナーにそれらを見つけた。チョコレートやクッキーがたくさん積み重ねてあり、ボクはその中で1番大きくて安いチョコレートを選んだ。
今日は、寒さも和らいで、ぽかぽかした春の陽気だったから、ボクは帰り道の公園でチョコレートを食べることにした。
休日のため、親子連れや子どもたちで賑わっていたけれど、ラッキーなことにボクのお気に入りのベンチは空いていた。そこに座り、チョコレートをガサゴソと袋から取り出す。可愛らしいパッケージをぺりぺりとめくり、さっそくパクリ、とほおばる。
うむ。あまい。
バレンタインのチョコレートは、バレンタインが終わっても味は変わらない。
スーパーにまだ売れ残っているチョコレートたちの行く末はどうなるのだろう?と思いつつ、一気にチョコレートを食べ終えたボクは、ふうっ、とため息をつき、空を見上げた。
実は、ボクは甘いのが苦手だ。
だから、バレンタインにチョコレートをもらっても正直嬉しくない。そもそも、バレンタインにチョコレートをボクにくれる相手はいないのだけど。いままでずっと。
だけど、なんとなーく、バレンタイン、というものを味わってみたくて、毎年こうやって余ったチョコレートをバレンタイン翌日に食べることにしている。
今年のバレンタインも、無事味わったので、ボクは公園を後にすることにした。
さて、夕飯はカレーでも作るかな。
2/15/2026, 6:57:31 AM