雪の静寂
人々が寒さを避けて家の中に入った時、私は外へ出る。
見渡す限り誰もいない。
異様な程に静まり返り、まるで人間が一人もいなくなった地球にポツンとひとりだけ残されたような感覚に陥る。
雪がもたらした静寂。
この光景をみる度思う、地球は1個の生命体のようだと。
私たち人間なんて、地球にとって細胞か微生物くらいにしかならない。
それほどちっぽけな存在でしかない。
雪や寒さを敬遠するのも人間のただのエゴでしかないのだ。
雪の静寂の中、私は地球の息吹を聞く。
12/17/2025, 10:43:55 AM