27(ツナ)

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12/29/2025, 10:34:05 AM

静かな終わり

どうも、27と書いてツナと読みます。
いつも拙い文章を読んで頂きありがとうございます‪ (◜ᴗ◝ )
もうすぐ1年が終わりますね。
皆さんはどんな1年でしたか?
楽しいことも悲しいことも嬉しいことも苦しいことも、色んなことがあったと思います。
良い1年だった人も、そうでもなかった人も、
お疲れ様でした。

自分がこの『書く習慣』を始めたのも今年からでした。三日坊主で何事も続かなかった自分が、半年以上も続けられる習慣になりました。(途中体調不良で書けないこともありましたが…笑)
これもひとえに、読んで"♡"をくださる皆さんのお陰でございます( .ˬ.)"
「静かな終わり」というテーマではありますが、『書く習慣』はこれからも続けていく所存です!

今年はたくさん読んで頂き、ありがとうございました。
来年も楽しく『書く習慣』を続けていきます✍️
皆様、良いお年をお迎えください⟡.·


12/28/2025, 10:26:24 AM

心の旅路

"人生"という果てしない長くて大きな旅をしている私たち。
そんな旅の途中、さまざまな迷いや葛藤、困難や危機が訪れるだろう。
それでも、最後まで私たちは歩み続けなければならない。
もし迷いが生じた時は、心の旅路に寄り道する。
少しだけ立ち止まって、心の赴くままに進んでみる。
今、悩みや葛藤があるならば一度立ち止まって、深呼吸をして、横道に逸れてみて欲しい。
意外なところに解決の鍵は転がっているのかもしれない。
大丈夫、旅は長い。
最期の時に「色々あったけれど、楽しい旅だった。」と思えるような人生を歩もう。

12/27/2025, 11:11:19 AM

凍てつく鏡

目の前には霜で覆われた凍てついた鏡。
私ではないナニカが映っていた。
そっと鏡に手を差し伸べて指が鏡面に触れた瞬間、私の手は指先から凍りついていく。
鏡の中のナニカと入れ替わってしまう。今度は私が鏡の向こうへ行く番。

医者には「解離性同一性障害」と言われた。
私とナニカはひとつの身体を共有するふたつの魂。
凍てつく鏡を通して私たちは、ひとつの身体の中で入れ替わる。

12/26/2025, 11:52:12 AM

雪明かりの夜

今日の夜も予報通り雪が降った。
昨日から降った雪で街は真っ白く包まれていた。
俺は待っていた。
現れなかったらもう、この関係は終わりにする。
もう待ちくたびれて帰ろうとした時、息を切らして走ってきた。
「おせーよ。バカ。」
嬉しくて綻んだ顔を見られないように後ろから蹴りを入れる。
「…はぁ、はぁ、ご、ごめんっ。今日に限って両親が居て抜け出すの苦労して、ほんと、ごめんね。」
「いいよ。来てくれたしな。」

しばらく、冬の夜道を並んで歩く。
「…お前さ、遠くの大学行くんだろ?」
「…うん。そっちは、卒業したら地元で就職でしょ?」
「まあな。俺は勉強なんかしたくねぇし、早く金稼ぎたいしな。」
「そっか。」
会話が途切れて、気まずい沈黙が続いた。
俺が不意に立ち止まるとお前は振り向いて迷わず歩み寄って、軽く俺の唇に自分のを重ねた。
「……あの、さ。お前にとって俺って何?卒業するまでの暇つぶしとか遊びとか?」
自虐して言うと、胸ぐらを掴まれてさっきより強く重ねた。
「遊びなわけない。僕は、本気で君が好きだ。」
また、キスしようとしてくるから慌てて止めた。
「わ、わかったわかった!伝わった!…いくら夜だからって、今日は雪明かりで外明るいから誰かに見られたらやばいだろ。」
「雪明かりの夜、僕と君が付き合った記念日。覚えやすくていいね。」
「なに馬鹿なこと言ってんだよ。」
満面の笑顔でそんなこと言うから、俺もニヤける顔を抑えられなくて、照れ隠に頭を引っぱたいてやった。

12/25/2025, 11:53:23 AM

祈りを捧げて

病気がちだった僕に母はよく言った。
「祈りを捧げなさい。祈りはいずれ届く。とにかく、毎日祈りを捧げるの。」
母を信じて僕は毎日毎日、祈りを捧げた。
「早く病気が治りますように。」

無慈悲にも僕の命は呆気なく終わった。
祈り?そんなもの無意味だった。
母を見ていると、性懲りもなく未だに祈りを捧げているようだった。
一体、誰に何を祈っているのか僕は母の近くに行き耳を澄ませた。
「……ありがとうございます。ありがとうございます。息子を消してくれて。ありがとうございます。」
そうか母は、祈りを捧げてなんかいなかった。
僕の死を願っていたんだ。

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