『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
紫陽花は眺めていて落ち着く花だ。色鮮やかだからだろうか。或いはずっしりとした形をしているからだろうか。それとも多情多感な幼い頃に大好きだった花だからだろうか。
【あじさい】で思い浮かぶ事
梅雨とかカタツムリとか
土によって色が変わるとか
色で花言葉が違うとか
模した和菓子があったなとか
死体が埋まってるとかいないとか
遠目に見てるときれいなんだけどね
近くでみるとどうも…
花びら(正確には違うようだが)が
蛾を連想させるのよ…
だからちょっと苦手
【あじさい】より【鯵採】が好きかな~(笑)
余談ですが
某県、麻綿原高原のあじさい
見頃が遅く、やけに大きい。
まるであじさいの森です。
ちょっとした秘境気分が味わえます♪
カーテンの隙間 覗き見た青い花
蝸牛と眼が合った様な 窓を叩く雨に呼ばれた様な
紫陽花
ある所に、村人がふと足を止めた。
紫陽花にカタツムリが止まっている。
カタツムリを捕まえてフータの所に
持っていこう。そう思って、
カタツムリを捕まえた。
紫陽花とカタツムリ。
風情があると思う、今日この頃。
あじさい
しとしと しとしと
優しい雨音と
大輪の紫陽花
雨に濡れ
艶っぽい
雨の中だから見られる 艶やかさに
息をのむ
雨もたまには良いものだ
紫陽花
土の性質で色を変える花
置かれた場所で咲くということを如実に表している
今年も梅雨か、色々気付かされる
あじさい
湿度が高くて、蒸し暑い日が続く、
憂鬱な梅雨の時期の、数少ない楽しみ。
それは、
…街に咲く、紫陽花の花。
どんよりとした重い灰色の空と、
飽きもせずに、滴り落ちる雨の雫に、
ぼんやりと霞んで見える街の景色の中で、
紫陽花だけは、
その花の青色と葉の濃緑色を、
はっきりと纏っている。
雨の中、一人、
道端に咲く紫陽花を眺める。
傘を叩く雨粒の音も、
今だけは、心地良く感じる。
不意に。
紫陽花には毒があるから、
気を付けて、と。
嘗ての恋人の言葉が、脳裏に蘇り、
ズキリと胸が痛んだ。
そうだ。
私の想いを、花言葉に託し、
彼に青い紫陽花を贈ろうか?
有毒植物である紫陽花を。
青い紫陽花の花言葉は…。
『美しいが、冷酷』
雨粒が、ポツリと一粒、
私の頬を濡らした。
「あじさい」
雨の日は気分が沈みがちだけど、
綺麗な花があるだけで、心がほんのり温かくなる。
あじさいについて、何を書いてみようかと逡巡。
様々な寒色で道道を彩ってくれているな。
形もまんまるで豊満な姿や
真ん中に蕾のような小さな花びらを
ガクが飾っている姿もあるな。
ピラミッドのような姿をしたあじさいもあるらしい。
匂いは?
あれ、あじさいはどのような香りがするのだろう。
鼻に記憶がないため芳醇な香りではないのだろうな。
そもそも人間でも分かる香りなのかな。
犬ちゃんだったら分かるのかな。
実家でも毎年咲いていたし身近に感じていたけれども、
案外分からないものですね。
明日、匂いの正解を求め散歩に出かけてみようかな。
友達の前での「あなた」
家族の前での「あなた」
仕事中の「あなた」
わたしの前での「あなた」
全部一緒のようで、少し違う
その違いは、変化は、
色の変わるあじさいの如く
ねえ、わたしを見る「あなた」は
愛情を映していますか?
#あじさい
「移り気」
雨に揺れるあじさいの花
花の色は移ろいやすく
私の瞳も
ゆらゆら
揺れる
雨の音に紛れさせ
涙の音を
鳴らそうか
あじさいの花の花言葉って
移り気なのだと
聞きました
ねえ、あの人は違うんじゃない?
別な彼が、いいんじゃない?
ほら、人の心も移ろいやすい
…なんて都合のいいこと
言ってみたい
大きな花びら
ゆらゆら
揺れる
私の心も
ぐらぐら
揺れる
お題:「あじさい」
#あじさい(2024/06/13/Thu)
あんがいと世間で言われている事は
じっさいとは違うみたい
さく花の色が酸性度に影響されないらしい
いいかげんなものだね 世間の常識
わたしはわたし
他人の意見に振り回されるのは嫌だ
意見を言うだけで手助けしないでしょ
#あじさいの友
社会人になってからの彼女は、とても移り気に見えた。けれど、一生懸命だった。いつか恋人と、家族になる。
付き合っては別れてを繰り返す彼女、いい加減心配に思えて、どうしてこんな素敵な子なのに、いい相手に巡り会えないのだろうと思っていた。
ある日、彼女から葉書きが届いた。
「結婚します」
素敵な横顔のイラストとともに
ふたりが一緒に暮らすアパートで、私は初めて彼と会った。話に聞いていたこれまでの相手とは違い、彼女を大切に想ってくれている、それがやわらかく伝わってきた。
結婚式当日、あじさいの花が咲く会場に、ジューンブライドの彼女は、きらきらと笑っていた。
ちいさな、ささやかな切実な、言葉たちが、胃の奥のほうではじけていくのは、ひるまの夢とか線香花火ににている、そこらのペンを走らせて形にしたあとで、その隙間に入ってみる、そこではきっと鼓動がきこえて、かぷかぷ笑うことさえできる
『あじさい』
「あじさい」
通学路にあるあじさい
まだ咲いてる途中のあじさい
友達ときれいだねと語り合うあじさい
色違いでどれも綺麗なあじさい
湿気、気温、全て最悪な時に最高な状態になるあじさい
どれもきれいなあじさい
お題:あじさい
タイトル:回り道?
先日、乗るバスを間違えたので家までいつもと違うバス停から歩いて帰った。
道中、一軒家の庭にきれいなあじさいが咲いていた。
あじさいって熱と乾燥に弱いらしいですね。
私は雨が好きじゃないけどあじさいのために一雨降らないかなー。
蛙の声は
雨乞いの歌
濃い靄が山を覆って
灰色の世界
晴れ間を探して
歩いてみても
憂鬱になってしまいそうだ
光が見たい
鮮やかな色彩が見たい
青と紫
目立たない色
普段なら埋もれてしまいそうな
その2色に
心を奪われる
赤のような情熱は無い
黄のように鮮やかでも無い
緑のような温かさも無い
ただ儚く、凛とした2色
灰色の世界
だからこそ輝く
「悪くないな」
可愛い雨傘を買いに行こう
お洒落な雨靴を履いて出掛けよう
ただそこに在る
美しい色彩に出逢うために
──────────────────あじさい
あじさい
家族と顔を合わせるのも、家に帰るのも面倒。
仕事終わりに軽く食べて、そしていつものバーへ。
ゆったりとした、音楽が流れる店内で、何となくいつも座るカウンター席に向かう。
流れるように注文をして、強めのウイスキーを頼む。
帰りたくないと、そう思う日もある。
けど、帰らなければ妻がきっと激怒するし、娘の冷ややかな目もだいぶキツイ。
少しは優しくして欲しい。
仕事もキツイし、何もいいことがない。
とりあえず酒で誤魔化す日々。俺の癒しは一体どこに消えていったのだろう、と思う。
結婚当初は優しい妻だったのに、どうしてこうも変わってしまったのか。
勢いで二杯目を頼み、これで終わらせて帰ろう、とそう決意した。
していた、んだけど。
バーともなれば知らない人達と楽しく話をすることも、よくある事だった。
同じような境遇の男性のこともあれば、優しい女の人と話すこともあって。
そう、日本人って身内に厳しくても他人には優しいよなって、そう思う。
これっぽっちも、そんなつもりはなかったのに、アルコールの力とストレスは怖いと思う。
気付けばホテルなんかに入ってたりして、お互いに気楽な感じで話せて、そう、とても気楽だった。
頭の中でこれって浮気、じゃなくて不倫になるのかな、と冷静な自分が言うのに何も止まらなかった 。
☆
少しの二日酔いと、家族への罪悪感と、絶対に妻に怒られるのだろうという恐怖が全部一気にやってきて、死にそうな気分で帰路に着いた。
最低な気分で帰った家では特に何事も起きなかった。
明らかに顔色が悪かったのだろう。過去にないほどに妻に心配された。
そして俺は一夜の過ちとして、何も無かったことにした。
それが精神衛生上、いちばん良いと、今でも俺はそう思う。
あじさい
花言葉、浮気。
ある年の母の日。
相変わらずなカーネーションや、ミニ薔薇は、もうなんとなく飽きてつまらないかなと考えていた。
そー言えば一昨年の母の日は、デリカシーのない義母から
『アンタ達にもらったカーネーションの鉢植えは、3日で枯れた』と言われた事があったな。面白い事を言って笑わせようとしてるつもりなのか、声高らかに笑ってそう言った。あの人は悪意はないが、考えてモノを言わない所が多い。
母の日専用に店頭で売られていたカーネーションの鉢植えは、沢山の花達の中から、1番蕾を多くつけ、葉もイキイキとしていた花。花屋を営む店主が、
『あ!これは良いのを見つけたね!これは長持ちするよ!』と自信満々に応対してくれたのに。3日で枯れるのはアナタの育て方がいい加減だったからでしょ?!
いくら買ったばかりの花でも、さすがに母の日の季節ともなれば、毎日水やりをしなければ3日で枯れますとも。
この人には、生き物はあげられない。
そーね。靴下でいい。
怒りを超えて呆れた一昨年の母の日を忘れる事などない。
何をあげてもたいして喜び感謝してくれる人ではない。靴下でさえ惜しくもなる。
自分の母には紫陽花をプレゼントした。
新しい配合の紫陽花で、花びらの形が変わっていて華やかな紫陽花だった。
花が大好きな母は、枯らす事など絶対になく、常に庭を花で埋め尽くしたい人。
花を植えるととても綺麗だから、見に来なさいと呼び寄せる。
あんなに喜んでくれると、何をあげても良かったなと思う。
今年は少し遅ればせながら、リクエストの黄色いカラーと濃い赤のカラー2つを上げる事にした。
楽しみが溢れてるのか、まだ??と何度も聞かれる。もう少しで届きますよ。
毎日ワクワクして待っている様子。
あの年の紫陽花はもっと大きくなり、今もまだ手入れをしてくれている。
あげた甲斐があったなと思う。
全然タイプの違う母2人を見て、染み染み思う。人の気持ちを考えて見せる姿の違いは、すべて自分に返ってくる。
人がしてくれた事を大切にすれば、その人からも大切にされる。またお返ししたくなる。この繰り返しが、信頼関係を築き、よい関係になる。
誰かが自分にしてくれる事は、自分のために時間も労力も遣って自分の事を思ってしてくれた貴重な瞬間。
言葉ひとつで簡単に崩す事も出来てしまう。言うべき言葉はどんな言葉なのか。
咄嗟に適当な雑な言葉しか出せないのは、経験値の低さからくる情けない姿。
『学のない姿』を曝け出すしか出来ない人は人間とは呼べない。何故なら、人と人の間で学びのない人だから。
本日のテーマ『あじさい』
そのお題を前に、俺は部屋の中で頭を抱えて思い悩んでいた。
「あじさい…あじさいかあ…」
数十分ほど考えてみたものの、『あじさい』のテーマに関するアイデアがなにひとつとして降りてこない。当たり前である。
俺には誰かと一緒にあじさいを見に行った思い出などないし、あじさいを見て美しいなあと思う感性もないし、そもそもあじさいってどんな感じの花だったのかすらネットで画像検索するまで忘れていたのだから。そんな俺に『あじさい』について思ったことを書けと言われても、そんなの読んでもいない本の読書感想文を書けと言われているのと同義である。はっきり言って無茶振りだ。
「だめだこりゃ」
本日のテーマについて考えるのを放棄した俺はベッドの上に寝転がると、大人気携帯ゲーム機の電源を入れた。
「うわ…これは酷いな…」
買うだけ買って満足して、いっさい手をつけていない大量の積みゲーがずらっと並んでいるライブラリーを見て呟く。気分転換のつもりでゲームをやろうと思ったのに、ゲームを始める前の段階でげんなりしてしまった。
(ダルいけど積みゲーは少しずつでも消化していかないとなあ…とりあえず、これをやってみるか…)
そう思い、パッケージにロボットが描かれていること以外は内容のよくわからないソフトを起動する。
タイトル画面に浮かび上がってきたNew Gameの項目に選択カーソルを合わせてコントローラーの決定ボタンを押すと、早速ゲームが始まった。
昔の俺なら新しいゲームを始める時は気分が高揚したものだが、今となってはちっともワクワクしない。加齢によって感受性がすり減ってしまったのか、あるいは疲れているのか…それは分からないが、少し眠いのだけは確かだった。
あくびしながらボタンを連打してオープニングムービーとキャラクタークリエイトの画面をスキップすると、ゲームの進行を手助けしてくれるナビゲーターと思わしき女性が俺に語りかけてきた。
やはりボタンを連打して会話をスキップしたので、女性に何を言われたのか断片的にしか理解できていない。たぶん、目の前にあるロボットを改造して襲ってくる敵と戦え!みたいな話、だと思う。
とにかく…右も左も分からない時は勝手を知る人物の指示に従うのがセオリーである。そういうわけで、女性に言われた通りロボットを改造してみることにした。
ここがそのロボットを改造できる場所ですよ、とでも言わんばかりにナビゲーションアイコンが表示されているところにあった端末を調べてみると、文字入力用のウィンドウが自動的に開かれた。どうやらカスタマイズに移る前に、俺の乗機となるロボットに機体名をつけろということらしい。
「そう言われてもなあ…」
実家で飼っていた猫に、ニャーと鳴くからにゃあ、カメには亀吉、ハムスターにはハムハムと名付けてきた絶望的ネーミングセンスの持ち主の俺に、急にそんなことを言われても困ってしまう。
俺は悩んだ。先刻、本日のテーマの『あじさい』について考えていた時のように…
そこでハっと閃いた。ここにきてようやくアイデアが降ってきた。
「そうだ、あじさいだ!」
俺は愛機となるロボットを『あじさい』と命名することに決めた。その時、ふと思った。
(……なんだろう、なんか絶妙にダサいぞ。あじさいて)
戦闘用ロボットというより、耕うん機とかトラクターなどの争いとは無縁な農機具を連想させる名称に近い気がする。
なんだか弱そうだ。『あじさい』に搭乗して出撃したら、根拠はないが、簡単にやられてしまいそうな予感がする。
どうにかしなければいけない。
(横文字にしてみるか…? あじさいって英語でなんていうんだろ)
タブレットを使ってネットで検索すると、すぐに答えが見つかった。あじさいの英語読みはhydrangea(ハイドレンジア)というらしい。
「うん、いいじゃないか」
入力画面にハイドレンジアと打ち込んでロボットに名前をつける。ついでにロボットのカラーリングも、あじさいを思わせる淡い紫色で仕上げてみた。なかなか良い感じだ。
そして……
「ふう……」
やりきった、という表情でゲーム機の電源を切る俺であった。
本日のテーマ『あじさい』
こんなのでいいのだろうか…そんな思いが頭をもたげたが、ゲーム画面を見続けたせいで目がしょぼしょぼしていたし、なにより眠くてしかたなかったので、まあいっか…と自分に言い聞かせて眠りにつくことにした。