『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「待ってて」
誰からの言葉を想像するだろうか
幼い子がトイレに行く時、親に「待ってて」
放課後に帰る時、友達に「待ってて」
仕事へ出勤する時、ペットに「待ってて」
人は不安で、人は安心したいからその言葉を使う。
信頼している人にしか使わない言葉でもある。
結婚の時、「待ってて」
すぐには判断できない、先延ばししたい、
そう考えると、
先に待っててというのと言われた後に待っててというのでは、大きく意味合いが違ってくる気がする。
子ども限定の言葉としては、いいのかもしれない。
待って
その君の気持ちに同意出来たらどんなに嬉しいことか
そう思うたび胸が痛くなる
けど
それに同意するのは今じゃないから
だから
「待ってて」
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キミにはこれから苦しい思いをたくさんさせると思う
けどそれでも
僕を愛してくれるって言うなら
待ってて
帰ってくるのがいつになるなんて分からない
けどきっといい男になって帰ってくるから
お願い
世界情勢や世界経済が平和になり落ち着いたら必ず君の元へ行くからそれまでしばらく待ってて。
必ず迎えに行く。
その後は‥‥。
そして誰が何と言うまでもなく‥‥。
世界はきっと平和になるから待ってて。
体調等に気を付けて無事を過ごして。
待ってて。
待たせてごめんね。
どれだけ時間が掛かっても、絶対に行くから。
それまで待ってて…
『待ってて』
あなたと歩んだ道筋たどる
覚えているわ何もかも
誰に認めてもらえなくとも
気持ち悪いと言われても
海を眺めてあなたとふたり
静かに肩を寄せたこと
今日があの日の続きであるなら
波打ち際で待っていて
今すぐあなたを迎えに行くわ
これはふたりの逃避行
「待ってて」
忙しい喧騒のなか
裸足で駆け出したら
ふたりまた会える
だから負けずに
待ってて
テディベア
待ってて、
俺はそう言ってここから離れた
なんで?
ここにずっといたら頭がかち割れそうだったから
色んな人の声、雑音、足音がごちゃごちゃしてた
少し落ち着き戻ったら君は安心したように
「よかったぁ帰っちゃったのか、と、」
と言いかけた瞬間目を見開いて俺をみた
俺は「どうしたの?俺なんかなってる?」
っていった
君は貴方じゃないって言って何か言った
掠れた声に聞こえた「、、、、!」
なんて言ってたのかな?
聞く前にどっかに走ってっちゃったよ
でも俺はその場から動けなかった
あの言葉のせいで、
待ってて
と言われましても…
何を待てと言うの
わからないの
でも…
ニュアンスで読み取れと
…
そんな器用なアタマは
持ち合わせておりません
残念ながら…
どうしてもって言うなら。
少し待ちます…
不可解でありますが
あなたを信じて
待ちましょう…
待ってて
君がどこで泣いていても
僕が見つけてあげるよ
大丈夫
君は随分せっかちだから
大事なものを詰め込んだ
ポケットから ひとつ ふたつ
転げ落ちても気がつかないんだ
ピンクのちりめんで包んだお守り
雑誌の付録についてた何かのフィギュア
しなしなになってしまった四葉のクローバー
ソーダ味のしゅわしゅわキャンディ
無くしたと知ったら
ひどく泣くくせに
僕は少しぼんやりだから
みんなよりゆっくり歩いて
大人たちには見えない宝物を
ちゃんと拾っておくからね
だからどうか
僕をおいていかないでよ
『待ってて』
「いい子に待っててね!行ってきます!」あなたはそう言って慌ただしく家を出た
彼女が言った「待ってて」は、待っていてから「い」が省略された話し言葉だ
私は彼女よりも、深く言葉の意味を理解することができる
だが、返事はできない、そう命令されていないからだ
じゃあ何故、命令されていないと返事ができないのか、それは「やばい!スマホ忘れた!アンちゃんスマホ鳴らして!」
「かしこまりました」
「ブーッ」 私がアンドロイドだからだ 「ブーッ」
「あったぁ!ありがとうアンちゃん!」
どういたしまして
待っててねすぐにそっちに行くから。そんなことを言う君の手を握ってこっちに引き上げた。君は何でと泣いて訴えた。だけど理由はなかった。ただ君を見捨てられなかった。待っててね理由、君が行ってしまう前に見つけるから。
もしも
あなたの心に
ほんの少しでも
余白があるのなら
わたしの想いを
書き入れることを
許してはくれませんか
たったの一行
一行だけでいいのです
「待ってて欲しい」と…
# 待ってて (37)
―待ってて、この場所で。
そう言われたのは何時の日か。
焼きごてを押し付けられたかのようにじんわりと心に永遠に残るその言葉は二十年前に亡くなった彼女の言葉だった。その時はどうも現実を受け止めることが出来ず、じわじわと流れる点滴をただ見つめることしかできなかった。
彼女は私にとって命の恩人だった。私はこの世界の人々に絶望して夜中、はしからとびとりようとしていた。そこに現れたのが彼女だった。彼女は泣き出した。私は不思議だった。どうして今日、今会った人のために泣けるのだろう。この人は優しい人だ。それしか答えは見つからなかった。ああ、まだこの世界には暖かい人がいるのだ。そう思った。
さて、そろそろ寝る時間ではないか。なぁ、×××今日はお客さんが来てくれたんだ。君の話をしたよ。今日もずっと動かずに隣にいてくれてありがとう。ここはとてもいい所からね。木は20年と1度も葉を落とさないから夏も冬もいられる。でも今日は少しばかりいつもよりも寒いね。あぁなんだか眠くなってきたよ。「おやすみ。×××。」
「約束、守りきれたよ。」
お題:待ってて
―――待ってて。
もう少ししたら、倒れてもいいから。
今は"少し"我慢をしてね
自分。―――
待ってて
3年くらい前の話
会社に、知らないおばさんが
トイレを貸して欲しいと入ってきた
すぐ近くにコンビニがあるので、そこで借りて欲しいと案内した。
また仕事に戻った、が、ふと気づくと、先ほどのおばさんが駐車場にある車を開けようとしている
何だこの人は?
さすがに気になり、声をかけてみた
その車は私が乗っている車ですけど!
おばさんは、「ここにこの車で連れて来られて、ここで待っていろと言われた」
と言う、
車の中に荷物があると言って開けようとしている
よく見ると荷物を何も持っていない
はてさて、この人は何を言っているのだろう?
まだまだ若く見えたが、やはりボケなのか?
少し話を聞いてみた、まともに話す時もあれば、急に恐怖心をあらわにする
私はおばさんにちょっと待っててと、促し、警察に電話した
私は介護の経験がなく、痴呆などの身内もいなかったので良くは分からないが、
家族は大変だろうとつくづく思った。
まだ伸びしろがある。
まだこんなもんじゃない。
まだまだ世界は広がる。
もっと力をつけて書きたいから、年月よ。
まだ待ってて。
まだ私は老いない。
焦らせないで。
時よ、進むことをまだ待ってて。
もっと書きたい。
よい話をもっと書きたい。
「待ってて」
どんな山奥でも海外でも宇宙でも異世界でも、
必ずきみを迎えに行くから待ってて。
「待ってて」
君が独りで冷たい雨に打たれていたら
すぐ迎えに行ってあげるね
「ちょっと、そこで待っててね。」
そう言って、あの方は過ぎ去っていった。
通行人たちが、不思議な目でこっちを見ている。
そんなに、僕はおかしいのか?
雨が降ってきた。
まだ、あの方は戻ってこない。
雨で体が濡れた。寒くなってきた。
あの方は何故、僕をこの茶色い箱に入れたのだろうか?
普段、あの人を待つときは家なのに。
一人の通行人が、僕の上に傘をおいた。
「ごめんね。お兄ちゃんが犬アレルギーだから、飼えないの。」
そう言って、去っていった。
「犬アレルギー」が何か、僕には分からなかった。
きっと、あまり良いものではないのだろう。
雨がやんでききた。
でも、さっきの雨のせいか、少し体調が悪くなった。
まだ、あの方は戻ってこなかった。
夕方になった。
スーツ姿の男性が、二人来た。
僕は、よくわからない施設に連れ去られた。
それからの記憶は殆ど無い。
とにかく苦しい思いをしたのは覚えている。
そして、気づいたら此処にいた。
待つくらい犬にでもできる
なのにどうして私にはできない
そう母に尋ねたことがある
答えは簡単だった
私が犬ではなかったから
#待ってて