『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夕暮れの教室で1人涙をこぼす君
どうしても放っておけなくて
「どうしたの?」
声をかけてみた
君を泣いてほしくなくて
彼氏から酷い扱いを受けていると話す君
僕なら君を泣かせたりなんかしないのに
そんな気持ちを悟られないように
そっと話を聞く
「もう別れようかな」
ポツリと話す
「その方がいいと思うよ」
なんて白々しく同意する
君に似合うのは嬉し涙だけ
「涙の理由」
「涙の理由」
君は泣いていた。
少し落ち着いてから涙の理由を聞くと、
今日見たアニメがとても感動したからと言っていた。
「君も見てみるといいよ。すごくおすすめだよ」と君が言うので、僕もアニメを見てみた。
すごく感動して、涙が出た。
君に、おすすめされなかったら、見る事がなかっただろう。見て良かったと思った。
「涙の理由」
2024年10月11日午前8時30分
私の目からはふと涙がこぼれ落ちる。
中学2年生の春、あなたは私に告白した。声も手も見苦しいほどに震えていたけれど、私の目をしっかりと見て、心の底から愛していると伝えてくれた。涙脆かったあなたは私の返事を聞いた途端、泣き崩れていたね。そんなあなたに告白されたことが嬉しくて、私も少し泣いてしまった。
それからは毎日が幸せだった。あなたは優しくて、頼りがいがあって、でも少し不器用で、小心者で。そんなところが格好良かったし、可愛かった。中学3年生、高校受験に向けてお互い頑張ろうと言って始まった受験勉強。家に集まって、毎日向かい合って勉強をした。初めは良い関係を保てていたのに、受験が近づくほど私たちの仲は悪くなった。どちらが悪いなんて無い。お互いが緊張感を持ち、言うこと全てが頭にくる。そんな時期だった。
そんなある日、私たちは大喧嘩をした。きっかけは些細なものだったのに、お互いが日頃の不満を言い合って、歯止めが効かなくなった。本当は謝りたいのに、ダメだってわかっているのに。そんな状態で数日が過ぎた。もう家に集まることはやめて、口を聞くことも少なくなっていた。
その日は、1日中暴風と大雨で最悪な日だった。あなたは私に1週間ぶりに声をかけた。今までの喧嘩なんて嘘のように、悲しそうな顔をしていたけれど、私にはそんな彼に気づく余裕なんてなかった。何度も声をかけられて、振り払って、その日が終わった。
それからは本当に、彼とは疎遠になった。そうなってしまってから、私はやっと悲しいと思った。私たちはこのまま別れてしまうのだろうか、という不安が常に頭をよぎり、遠くから彼を目で追う日々が続いた。自分の幼稚さで彼に声をかけられないもどかしさに腹が立った。
2020年10月11日午前8時30分
朝の会。あなたのいない教室。担任から放たれる言葉に耳を疑う。
あなたは自殺した。
今日はあなたの死んだ日。私があなたを殺した日。
黒い服に身を包んで、花束を買って行こう。
私は昔から泣き虫だった。
今ならわかるけど、少し前までなんで涙が出てくるのかわからなかった。
子供の頃から、自分の想いや色んな言葉などを飲み込んできた。
それが詰まりに詰まって、自分の感情や言葉を出せなくなり、それが涙として出てくる(発散してる…とも言えるかな…)んだ…と最近、ようやくわかった。
人の体って不思議だな〜
ちゃんと溜め込まないように、何かしらの形で出してくれてるんだな〜
まぁ、普通に泣き虫ってのもあるけど(笑)
私はあなたに失恋をした
あなたには好きな人がいるの
それは私じゃない
知ってた
知ってたんだけど
どこかで自分かと期待をしている私がいた
それなのになぜあなたは私に優しくするの
諦められなくなるじゃん
あなたはなぜこう言うの?
その『涙の理由』を教えてと
なんで優しくするの?
なんでなんでなの?
やめて痛いから
心が痛むから
どうか
どうか
これ以上期待させないで
どうかお願い
聞かないで
この『涙の理由』を
3行日記
上司も人間だということに気づき力になりたいという貢献心が芽生えた
ありのままでいいんだと気づけた
緊急時の対策を体験し成長した
感情移入しても涙なんかでやしない
から。わからんないや
誰かに理由を話したって解決しない。わかってもらえない。
諦めてるって言われるかもしれないけど、実際そうだと思う。
#28 涙の理由
「もうやめよう…」
一瞬彼が何を言っているのか分からなかった。
「もう、会うことも話すこともやめよう。きっと今じゃないんだと思う。というか君と僕は釣り合わないんだと思う」
彼とは友人の紹介で出会った。
しばらく彼氏を作らない私に呆れた友人に
「いい人いるから」と彼を紹介された。
初見はタイプじゃないし、オドオドしてるし何考えてるかわかったもんじゃない。でも、自分の好きな物には真っ直ぐで素直で時々見せるその笑顔と優しさにいつしか心を奪われていた。
そんなある日勢い余って私から告白してしまった。
彼は一瞬戸惑ったが、決心したように
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
と何故か堅苦しい返事で返してきた。
それからというものの旅行に行ったり食事に行ったり、休みがあった日には一緒に出かけるようになって早1年。
記念日はお互い仕事で忙しくて会えなかったけど、
日程を少しずらして会うことが出来た。
そんな日の出来事だ。
「別れる…ってこと?」
きっとそうだろう。聞くまでもない言葉。
「そう」
彼は小声でそう言った。
「え、なんで?記念日だよ?
ちょっと待ってよ、今じゃなくない?理由は?」
彼の言葉はいつも含みがあり、遠回りだ。
だけど必ず答えはあるし自分の考えは持っている。
「そういう所!そう、今じゃないんだよ。理由はさっきも言ったよね。何回も聞き返さないでよ。
自分が少し上に立った気分になって、人の事バカにして…耐えられなかったんだ…じゃあね。
僕よりいい人はいっぱいいるでしょ」
そう言って席を立った彼はお金だけ置いて店を出ていった。
「僕よりいい人って…何よ…」
窓の外を歩く彼を見て目から水が溢れ出した。
自分のこれまでの行動が許せなくて…。
彼との別れが悲しくて…。
心の炎が吹き消され、なにも感じなくなった。
しぐれ
『涙の理由』
日々、たくさんの喜びに出会う
その中でも子供達が成長する喜びほど
深い喜びはなくって
たまに出会えた時
感謝の念と共に 温かい涙が溢れ出てくる
涙の理由
それは、これといって理由はなくて
多分…
あのときの君の言葉
涙の理由
涙もろくなった
もともと泣く人ではあったけど
でもよくよく考えると
悲しくて泣くことはあっても
しんどくて泣くことってほとんどない
心がすごくしんどい時は
大抵涙を流すエネルギーすらない
涙を流す理由も
涙を流せる理由も
人によって変わるのだろうな
心を込めて紡ぎ出した想いを、
そんなの大したことじゃないよ、と
鼻で笑われる。
踏みにじられたこの想いの、
行き場はもうない。
〜涙の理由〜
なんで泣いてるんだろう
そんなの分からないけど
とにかく悲しい
世界を恨みたくなる
抱えきれない悲しみが
胸を締め付ける
泣くなとか
吐くなとか
暴力では無いだろうか
苦しめられた心が
なんとか自分を解放するために
泣いているのではないだろうか
たっくさん泣いて
たっくさん吐いて
そんな自分を抱きしめよ
理由なんて関係ない
泣きたい時は泣いていいのだ
涙の理由
彼がなぜか泣きだした
理解が追いつかなかったが
話を聞いた
全然教えてくれなかった
でも一つだけ分かったことがある
私のせいだということ
後日、彼の友達に話を聞いた
早く帰るって伝えてたのに
遅くなってしまったことで
私が怒ってると思ったかららしい
よくわかんないけど、
そんなことくらいで怒らないわ!
って思ってしまった笑
『涙の理由』
君とは長いことすれ違っていた。
お互い好きだと言い合っていたのに、
ずっと一緒にいたのに、
かみ合うタイミングがなかった。
運命の人だと思っていた君に
友達でいようと言われた。
だけど、僕は諦めきれずもう一度告白してしまった。
電話越しに聞こえる押し殺した泣き声。
その意味を知ることはなく、
離れ離れになってしまった。
涙の理由
これまでの想い出も。
今日というこの日も。
この瞬間さえも。
何時までも忘れないよ。
俺はそう言って、
微笑んでみせた。
いつもみたいに、
『さよなら』の代わりに、
口吻を交わして。
またね、と言い掛けた時。
不意に溢れた君の涙を、
俺は、拭えかったんだ。
その涙の理由が。
俺には、分からなくて。
分かりたくなくて。
何時かはこんな日が来ると、
感じてはいたけれど。
時が過ぎてしまえば。
どんなに鮮やかな想いも。
どんなに大切な思い出も。
黄昏の空に溶ける様に、
やがて消えてしまうのだから。
君は、そう言いながら、
泣き顔のまま微笑んだ。
涙の理由。
聞かせてよ。
俺はその言葉を飲み込んだ。
涙の理由。
そう、それはきっと。
蜂蜜色と薄浅葱。
涙の理由
「精霊がにんげんらしいことをするだなんてね」
微笑みを浮かべた貴方の目から、涙が溢れ落ちている。
「どうしたの」
びっくりして理由を聞くと、貴方は静かに答えた。
「今、君といれてすごく幸せなんだ。だからこの瞬間が終わるのが怖くて、悲しくて仕方ないんだ」
なあにそれ、おかしな人。
私はそう言って笑ったけれど、その意味が分かるような気がするの。
ここがおとぎ話の世界なら、私たちハッピーエンドで終われたのかもしれないのにね。
でも、むりよ。
貴方は火で、私は雪だもの。
「愛ってこんなに温かいのね。それとも貴方の熱かしら、ふふ。溶けてしまいそうだわ」
「なんだかおかしな話だね。君が熱を感じていて、僕が…水を溢しているなんて」
「もう泣かないで。次は溶けて水になった私が貴方を消してしまうかもしれないわよ。」
「そうなったら僕ら、一つになって永遠に離れないでいられるかな」
いつの間にか私も、ぽろぽろ涙を流していた。
溶けているのか悲しいのか、その理由は分からなかった。
会いたいな
わがままなのはわかっている
離れている時間が増えると 心が泣いている
『もっと簡単だと思ってたよ』
雨粒が地に叩きつけられる音の中
風に吸い込まれてしまいそうなくらいに小さな声で彼女は呟いた
『そりゃそうだよ、人は丈夫なんだから』
その声を優しく拾い集めて会話をする
会話をしてないと彼女が動けなくなりそうな気がしたから
『1人くらい簡単に殺せると思ってた』
『ガラスじゃないんだから…』
『…キミはなんで賛成してくれたんだ?』
彼女の問いかけ1つで言葉が消える
人気の無い公園にある大きな遊具を繋げるドラム缶のようなやつで雨を凌いでるから
声が無いと溶けてしまいそうなくらいに雨が響く
『キミがやりたいと言ったからだよ』
優等生と不良でホームレス狩りをした
黒い服を来て木製のバットを持って
1人の老人を襲ったのだ
『自分が無いんだな』
近隣でもよく騒ぎを起こすような人だったから
殺しても問題は無いんじゃないかとか
自分達を誤魔化しながら正義を行使した
『キミのやりたい事をやりたい自分が居るよ』
彼女は恐怖したのか震えていた
『…いくつか質問をさせてくれ』
いや、彼女は恐怖してない
『私は今どんな顔をしている?』
困惑と悦び、興奮と後悔…
『めちゃくちゃエッチな顔してる』
色んなものが入り交じった彼女の表情はとても妖艶だった
幼い顔立ちの彼女に抱いていいものではないけれど
ハッキリ言って興奮する
『表現の仕方はマイナス点だな』
彼女はその言葉に吹き出して笑った
たかが人1人、されど人1人
2人で殺したのだ
若気の至りというもので
興味本位というもので
『見つかったら捕まるかな』
『怖いかい?』
『怖いよ』
『落ち着いてるように見えるが…』
『落ち着いてはいるよ、でもキミと離れたくない』
興奮気味の彼女とは相反して自分は至って冷静だった
震えも汗も出ていない
心臓が高鳴ってるかと言われたらそうでもない
何度も凶器を振るうのは彼女に難しくても
自分には呆気ないほど簡単だった
今回の事で彼女とは違い、人は簡単に死ぬんだと
何処かで安心していた
安心してしまっていた
それと同時に彼女が居なくなるのではと不安になった
『捕まったら離れざるを得ないさ』
『…嫌だな…』
『少年院を出るまでの辛抱だよ』
平穏な日常を
くだらない日常を
つまらない日常を
壊してくれたのは彼女だけだった
『もう俺は“良い子”じゃないよね?』
歳上にも歳下にも都合が良い存在として生きてきた
勉学に励み友好関係を築き自慢の息子を演じてきた
演じている自覚が無くなるほどに
『あぁ、凄く“悪い奴”だ』
彼女が自分の問いに答えながら凭れてくる
自分は体温が高めの彼女を守るように抱き締める
どんな人間に“良い子”と称されても
彼女の“悪い子”という称賛には敵わない
やりたい事をやって
憧れたい人に憧れて
自分自身が誰の顔色も伺わずになにかを選ぶ
そうする自分を“お前は悪い奴だな”と受け入れてもらいたかった
『私は今のキミが好きだよ』
その言葉が1番欲しかった
『俺は今も昔もキミの事が好きだよ』
雨と汗と彼女の匂いが混ざる
その香りが風に攫われないように包み込んでいれば優しく頭を撫でられた
『私はいつだって変わらないさ』
ちょんと頬に触れる唇に悦んで
こんな状況でも一丁前に男な自分に困惑して
雨に濡れた綺麗な横顔に興奮して
そんな愛おしい彼女と離れ離れになるような事をしでかしたのに後悔してる
自覚が無いだけで自分も彼女と同じ表情をしているのかもしれない
『抱いていい?』
『此処でか?』
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〜あとがき〜
お題を使いなさいと言われるかもしれぬけど出戻りの身ゆえにお題を使った事があるとでしてね
ちょっとそーいう雰囲気のもの書きました
こーいう傷の舐め合いみたいに身を寄せ合う2人組凄く好きです