『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花束
オエーって吐きな?好きなことも嫌いなことも全て全てジブ(自分)から削除しちゃいな?
頭で『これやって!』って言っても分からないでしょ?だから感情を言葉としてオエーって吐いてみな?それが人間社会の花束だ、
人生ではじめて花束をもらった日は人生で一、二を争うくらい体調が悪くて、これを抱えて家まで帰らなければならないのかと思うと泣きそうだった。
人生ではじめて作った花束はちいさなあの子と一緒に棺のなかで燃えて灰になった。
という具合にあまりいい思い出がないので、とくに書くことがない。
(花束)
中学の卒業式が終わった後。
通路に飾ってあった花を
一本持って帰るよう先生から最後の指示が出た。
とっとと帰ろうと待ち構えてた私は
即座に花に手を伸ばした途端
クラスの最多人数をかかえる女子グループが
「クラス全員分で花束を作って先生にあげよう!」
と急に盛り上がった。
慌てて手を引っ込め、すんでのところで白い目を回避した私は
胸を撫で下ろして、そのままドロンさせてもらった。
(花束)
A:ここにある花でゲームをしよう
B:花ってこれ……それにこんなに……
A:全部で144本あるから1回で25本まで交互に取って最後の1本を取った方が負け
B:そういうやつね。まあいいわよ、先攻は?
A:ジャンケンポン!よし!じゃあ俺からね
B:あ!いきなり!しかもグー!?
A:じゃあ最初は12本で
B:ってちょっと!あなた本気?誘ってきたのはそっちでしょ?
A:俺はいつだって本気だよ?
B:……そうね、あなたの本気に付き合ってあげるわ。私は1本
A:あ、君の花はこれに入れてってね。はい3本
B:えっと、23本。これ元々入れてたやつでしょ?
A:ああ、大きくて部屋に入れるの大変だったよ。6本
B:20本。もう、こんなにあっても枯らしちゃうわよ
A:それもそうだね。8本、後でどうするか考えよっか
B:なにそれ、もう少し後先考えてほしいわね。18本
A:うーん。5本、ドライフラワーとか?プリザーブド加工っていうのも聞いたことがあるよ
B:はいはい、考えておくわ。21本
A:1本
B:25本、はい私の勝ち。あなたの本気ってなんだったの?
A:俺が本気って言ったのは今君が持ってるバラの花束のこと
B:はあ、あなたって本当に回りくどいわね。私が気が付かないと思ったの?
A:え?もしかしてバレてた?
B:バレバレ。あなたのことだもの
A:お見通しだったかコワイコワイ
B:でもジャンケンはどうやったの?
A:君なら咄嗟の時グーは出さない。チョキを出すでしょ?
B:なんだ、お互い様じゃないの
A:あの、それで答えは……
B:あら?もうとっくに答えてるじゃない
A:え?ああそういうことか!って君も同じじゃないか!
B:ほら、全部まとめて早く行きましょう?花が萎れちゃうわ
~花束~
『花束』
あなたからもらう花束は、仏前に手向ける花束だけ。
お祝いだとか、ただ単にすてきな日だからとか、この花が似合うと思ってなんて理由でまだ一度ももらったことはない。
そんなあなたとのひと時を覚えておくために、数週間後には跡形も残らない花束がほしい。
『花束』
人生で初めて花束を買った。
あの人が好きな赤い花。
喜んでくれるかな。笑ってくれるかな。
それともちょっと困らせてしまうかな。
色んな想像をしているうちに、早くあの人に会いたくなった。
______やまとゆう
TGIF!!
ルンルンご機嫌な足取りで仕事終わりに商店街を闊歩。
明日から三連休なので今夜は二人で映画鑑賞会、そのオトモに何か美味しそうな物はないかとキョロキョロ物色。
ケバブ、唐揚げ、おでん、どの店も「違うなあ」と通り過ぎて商店街を折り返す。
おでん、焼き鳥、唐揚げ、寿司、ケバブ、スーパー……。
最近またブヨブヨしてきた腹の肉をポケットに突っ込んだままの手で抓んで。
うんうん唸りながら、また折り返していたら買い物帰りの君に捕まった。
テーマ「花束」
日頃の感謝を込めて花束を渡され
花より食べ物の方が良かったのに
そう言いつつもいそいそと花瓶に生けて
家の中で1番目につく場所に飾る
ことある度に
花束を貰ったことを
愚痴っぽく話す横顔は
どこか嬉しそうであった
嬉しいと
言えない心
子は知らず
素直に言えば
いいのにねぇ
死者を想うと、天国でその人に花が降りそそぐらしい。
悲しみ、寂しさ、やるせなさ、祈り。
とめどなくあふれる心が花弁となって、その人の前に現れるのだろうか。
ああ、はらはらと舞い落ちてくる花たちを前に、あの人は今、何を思うのだろう。
どんな顔で、私のことを見下ろしているのだろう。
『花束』
花束って、渡す側も受け取る側もなぜこんなにも幸せなんだろう。想いを込めた「花束」を大事に抱え、あの人のはにかんだ笑顔に早く会いたいと家路を急ぐ。
花言葉は、『希望』だ。
人生で一度だけ、花束をもらったことがある。
わざわざ抱きかかえるまでもない、片腕にすっぽりと収まってしまう程度の小さなものだ。贈り主は知らない女性。仕事帰りに一杯やろうかと立ち寄った繁華街の一角で、パーティドレスに身を包んだ彼女に、すれ違いざま押しつけられた。
すでに相当酔っ払っているらしかった。どこをくぐりぬけてきたのか、綺麗にセットされていたであろう髪は崩れて跡形もなく、メイクも涙と鼻水でぐしゃぐしゃだ。私のスーツの裾をシワができるほど強く握って、空いた片手で花束を眼前に差し出してくる。その気迫に私が若干引いていると、彼女は大きな声で叫んだ。
「渡せなかったの!」
金切り声で脳が揺れた。
視界の隅では周りの酔客が足を止めるのが見える。私はいかにも「困っています」という雰囲気を出すために(実際に困っているのだが)少しのけぞり、胸のあたりに両手のひらを掲げ、降参のポーズをとった。見知らぬ彼女は構わずに続ける。酒の匂いがした。
「許せなかったしむかついてたけど!でも大好きな友だちだったから!最後に思いっきりお祝いして縁切りするつもりだったの!罪悪感でめちゃくちゃになればいいって!」
威勢のいい演説の端々が湿り気を帯びてくる。せめて距離を取ろうと試みたが、握られたスーツの裾を軽く引き戻しながら後退ってみると、そのまま身体がゆらりと傾いたので、あわてて元の位置に戻った。見知らぬ他人とはいえ、私のせいで怪我でもされては後味が悪い。
野次馬がスマホを構えるのが見えたが、自分にできる最大限の怖い顔をして睨みつけるのが精一杯だった。何せ身動きが取れない。彼らはニヤニヤと笑いながら去っていった。写真だか動画だかを撮るほど暇なら代わってほしかった。
「できなかった!会場にすら入れなかった!怖くて!幸せなふたりを見るのが!こわ、こわくて……!」
ついに嗚咽が混じってくる。
聞くに、結婚式帰り(というか棄権)なのだろう。親切に内情まで聞いてやる義理もないが、どうやら心から祝えない事情があったらしい。それでもしっかりめかしこんで、真意はどうあれ、結果もどうあれ、形だけでも祝ってやろうとしたのだから、難儀な人だと他人ながら思う。
もう何年も昔、手酷い振られ方をした記憶が蘇り、自分と彼女をほんの少し重ねてしまった。
あのときのあのひとは幸せになっているだろうか。
多少、痛い目を見ていてくれてもいいのだけど。
べろべろに酔っ払っている彼女は、そのうちにふらりと私から離れ、小さな花束を置き去りに繁華街の雑踏に紛れて消えた。一部始終を見ていたらしい年配の男性が「絡まれて災難だったな」と労ってくれたので、ハハ、と苦笑いで返す。
「まああの姉ちゃんも、あんたが黙って聞いてくれて、多少は気が楽になったんじゃねえか」
彼女が消えていった方を見て、男性が呟いた。見ているだけの野次馬は、いつも無責任に勝手なことを言う。
私は足元に落ちた花束を拾い上げ、なんだか酒を飲む気にもなれず、そのまま帰路についた。それからしばらく、私の部屋の片隅には、インテリアの雰囲気に不似合いな花束がひとつ、居心地悪そうに飾られていた。
私のことを大切にし、私のことを育ててくれた母。そんな母は、花束のように美しい、大好きな人
お題:花束
「気分が明るくなるような花束作ってください」
お客さんからそんな事を言われ気合いが入る
「何色がいいとかありますか?」
「明るい色がいいです」
「分かりました!お任せください」
明るい色で気分が明るくなる花言葉がある花なら
ガーベラ、サンダーソニア、ベニバナはどうだろうか
冒険心、愛嬌、熱中という花言葉だ。
ラッピングをしてお客さんに渡す
「わぁ!綺麗な花束ですね。ありがとうございます」
喜んでくれたようだ
「気に入って貰えたようでよかったです」
「また来ますね!」
次はどんなお客さんが来るのだろう
花束 2/10 (土).
「…これ、あげる」
そう言って私に手渡してくれた花束。少しぎこちないので、恐らく手作り。
スノードロップの花が、ふわふわ揺れる。
可愛らしい花だ。
「ありがとう、家に飾るね」
彼女は、静かに目をつぶり、はあ、とため息を付く。
それから、私の手を包みこんだ。冷たくて細い指が絡みつく。
そして、橋際の川に二人で落ちた。
「は、」
落下していく体と意識に困惑しながら、私は花言葉を思い出した。
【私は貴方の死を望みます】.
彼女は私の頬にキスを落とした
花には詳しくない。
だから、きれいだと思える花を入れただけだったんだ。
本当に知らなかったんだ。
菊花粉症なんて存在。
どうしたんだ急にこんな。
花を渡すのはそういえば初めてだ。
これはなんというかどんなプレゼントや言葉より気恥ずかしいかもしれない。
あれ、ひょっとして君もそう?
水を入れたグラスにうつされた赤いバラはこの部屋から少し浮いている。
うれしいよ。ありがとう。
今度はバラの花束を贈るよ。
100本以上のでかいやつ。
それは、ちょっと困りそうだな。
じゃあまずは7本だ。これで8本。
そのあとで100本。これで108本。
きっといつか近いうちに。
花束
花束
この先、私が花束をもらう機会が
あるとしたら、想像するに
娘の結婚式だろうか。
両親への感謝みたいなので
娘から渡される花束。
花束は、かすみ草が入った
ものがいい。
娘は何色のドレスを
着ているだろうか。
そもそも、結婚するお相手と
出会えているだろうか。
どんな仕事に就いているだろうか。
すぐ先の未来が見えていない今
将来は花束のように広がり真っ白だ。
花束は、かすみ草が入った
ものがいい。
【花束】
卒業式だとか成人式だとかで
大切な人からお花をもらうのを夢見てた.
まぁ実際はそんなことなくて。笑
私にとっては夢は叶わない夢なんだなー.
なので今日と平凡に多くを望まず
ただ推しのことだけを考えて生きていく。
今日は、彼からご飯に誘われている。
電話した時はなぜか、どこか緊張してた声をしていた。
何か、隠していることでもあるのだろうか。
不安になる。
今日はたまたま仕事が休みだっため、夕方に合わせるように支度を済ませ、駅に歩いていく。
駅に着いてみるとホームは、学校終わり、仕事終わりの人で混んでいる。
そんな時だった。鞄にしまっていたスマホの音が鳴る。
メッセージの通知オンだ。
『少し遅れるごめん!!
なるべく早く行くから、いつもの場所で待ってて』
私は、すぐに返事を書き彼に送る。
電車が駅に入ってくる。ここから三駅離れた場所まで電車に揺られ乗っていく。
混んでいる割には、席座れたのはラッキーだ。
スマホでSNSを流し読みしつつ、着くのを待った。
電車に揺られること十分足らず、目的の場所に到着する。相変わらず、駅のホームは混んでいる。
それを慣れた感じで進んでいく。
結局、目的の場所に着いたのは最初予定していた時刻よりも少し遅れた。
服装の乱れを直しつつ、彼を待つ。
そうして、もう一度スマホの音が鳴る。
『︎もうすぐ着く。待たせてごめん』
彼からのメッセージだ。返信を打っていると私の好きな声が私を呼んでいる。
『明美』
『涼介遅い。まぁいいわ、ご飯食べに行きましょう!!』
彼は何度もその後謝っていた。そうして、世間話をしながら彼が予約したお店に着いたのだ。
そこは、前に私が『一度行ってみたいお店なんだよね』って言ったお店である。
『え、ここって、そうだよね』
『うんそうだよ!君と一緒に来たかっただ』
フレンチのフルコースを食べるとは聞いてたけど、ここのお店は相当お高いお店だ。
そうして、緊張した面持ちで入ったためか、あまり覚えていない。
『緊張しててなんも味覚えてない』
『僕もだよ。あのさ、僕と結婚してくれないかな』
それは唐突だった。洒落た雰囲気とか何もない感じに振り返りざまに、持っていた紙袋から数本の花が束になった花束を持って私の前に止まったのだ。
『マーガレットの花… ありがとう。これからもよろしくお願いします』
その後、結婚記念日には互いにマーガレットの花束を送り合うのであった。
【花束】(300字)
会社の屋上に、花束がぽつんと置かれている。そのせいで、飛び降りがあっただの事故だのと、昼の社員食堂が騒がしい。意味ありげに置かれた花束を見ると、人はなぜか悪いほうに捉えてしまうみたい。僕はまったく逆の意味であれを置いたのにね。
あの場で飛び降りようとした人がいたのは事実。でも、僕は結局そうしなかった。だから、あれは新しい僕の誕生を祝う花束だ。僕から僕へ贈る、僕を祝福するための花束だ。
そんな嬉しい花束も、見る目しだいで簡単に意味が転じる。深夜の屋上から見下ろしたネオン街が案外、ちゃちな玩具じみていたように。世界のそういうペテン師ぶりが面白くなって、僕はあの花束を意味ありげに置いてみたんだよ。
------------
人騒がせないたずらはやめましょう。
いつも♡ありがとうございます。励みになります。
おかげさまで昨年お題30本マラソンを走り切って、その成果が1冊の文庫本(一次創作同人誌)になりました。
2023/4/26のお題『流れ星に願いを』から2023/9/23のお題『声が聞こえる』までの31本+書き下ろし1本をまとめています。
どこかのなんらかのイベントで『#書く習慣と眠る習慣』というタイトルの本を見かけたら、それがまとめ本です。タイトル被りがなければ、たぶん本物です。よろしくお願いいたします。