『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【花束】
あなたと過ごした時間への感謝と
これから誰かと育む時間に祝福を
花束を買った。
ただなんとなく、彼女に感謝を伝えたくて。
彼女の好きな黄色とピンクの花。
店員さんがメッセージカードもつけてくれた。
丁寧に彼女の名前を書いた。
帰り際、彼女の喜ぶ顔を思い浮かべると、足取りが軽かった。
喜んでくれる、きっと。
ゆっくり玄関の扉を開けた。
夕飯のシチューの匂いがふわっと広がった。
「花束」
バレンタインデーは
自分に花束をプレゼントしたい
自分を好きな気持ちは
若い時と殆ど変わってない
歳をとっても
自分が好きだし
自分が可愛いし
自分が大好き
毎日、それだけ頑張っているから
毎日、頑張って生きているから
「アルジャーノンに花束を」「花束みたいな恋をした」
名前は知っているが、どちらも正直馴染みのない小説だったり映画のタイトルである。ただ、前者はあらすじを知っていてかなり興味があるので、いずれ必ず読むものであろう。
ただ、今はまだ「花束」というワードセンスに感銘を受けつつも、受け入れられないという現状なのだ。花束といえば……溢れかえる色とりどりの花々が賑やかに寄り合っている、そんな感じ。ミリシラですらないような身だが、タイトルに「花束」と入っていたら何か感動するものがあるんだろうと直感で思う。なんでかって? それはまあ、相手に衝撃的、浪漫のある感動を与えたいと思って相手は渡すからだろう。(仮に目の前に出されたら、脳の処理が追いつかず形式だけの「アリガトウ」と角張ったエガオで礼をする、そんなイマイチな反応しかできない)今どきバラ百本の花束なんてベターなプロポーズとかあるのだろうか?見ては見たいものだ。
私が「花束」を許容できないのはまあ、花束のように鮮やかな感情や経験がないからなのだろう。
今後において花束は受け取る側より、渡す側として仲良くしていきたいものだ。
♡̢花束
花束
いいですね~
幾つになっても いただいたら
うれしいです
あまり いただいた事が
ないですけと
美しいものですね~
寒いですね あの暑さより ずっとよい
元気よく 過ごしたいです いつまでも
「花束」
一つ一つの命を
丁寧に摘み取って
あなたのことを考えながら
あなただけのものにするの。
でもね、その気持ちが
一番の花束なんだよ。
やあ(´・ω・`)
また枠だけ確保なんだ、すまない(´・ω・`)
花束、と聞いて思い浮かぶのは宇多田ヒカル嬢の「花束を君に」だよ(´・ω・`)
大切な人に向けての鎮魂の歌と知った時に、こんな思いになれない自分はつくづく冷たいなぁと思うよ(´・ω・`)
その辺振り返ったお話にする予定だよ(´・ω・`)
じゃ(´・ω・`)
(´・ω:;.:...
時折、自分の人生を振り返って
とんでもないことをしたんじゃないかと後悔する
なくしてしまったプレゼント
距離を置いた友達
考えなしに放った一言
きっと私がされたら、耐えられない
でも、私は繰り返してしまう
何度も、何度も、悔やんでも
無責任な言動と、内省
その繰り返し
私は、変わっている?
私は、よりよくなっている?
何故よりよくならなければ
私は私のことが分からない
私は私のことを愛したい
そればっかりだ
私は神を信じている
救世主ではなく、裁判官
死後に私に裁きを下すと、下すと信じて疑わない
それが私の倫理であり美学
どうか
鉄槌ではなく花束を
花束を君にあげたい〜
と思っていたが
男といるのを見てしまったが故に
その花束はゴミの中
【お題:花束】
涙が床に落ちて、丸くはねた。
今日は私の恋が死んだから、花束を添えてあげる。
でもユリになんてしない。
ガーベラにしよう。
悲しみに浸ることは意外と楽しくて辞められない。何度も映画を見ているようだ。けれど、人生は常に砂時計の共にある。楽しい時間が増えた方がいい。
私という船をいちばん理解して、宝の島へ連れて行けるのは私でしかない。キャプテンは眠らない。
眠らない心臓に花束をあげる。
ポラリスの見えない航海に微笑むことのできる花がいい。宝をみつけるまでも人生で、宝を見つけたあとも人生。この航海からは降りられない。
それならキャプテンにうんと上等なお酒とベッドとを用意して、航路をとる手伝いをしたい。
そうと決まれば、お買い物に行かなくちゃ。
花柄のワンピースと、白い靴で外へ出れば沈丁花のいい香りがした。
お題:花束
あなたの顔も、声も、
甘やかしてくれるところも、
だめなところも全部、全部
だいすきだから
私のこともすきでいて
傍に置いていてくれればいいの
私、それだけで幸せだから
あなたにプレゼントよ
勿忘草の花束
穢れない白が、素敵でしょう?
花束/まごころ
おめでとうと言ってくれる
ありがとうと言ってくれる
大好きだよと言ってくれる
花束の笑顔たちは贈り主の
お祝いとまごころの集まり
まごころが集まればたとえ
三本のバラにさえ表れる心
花を贈ることは仏頂面でも
驚きと困惑の中に愛を見る
仄かな灯火の友愛なくして
贈ることはできないのが人
思い出に花束を贈るように
悲しみの中にでも愛は宿り
遠い笑顔に無邪気な笑みを
供えて手を合わせる仕草は
常世での幸せを祈っている
人間は遥か昔からそうして
まごころを伝えて来たんだなあ
貴方を一生大切にします。
そう言って、珍しく身なりを整えてスーツを着た彼が私にバラの花束と指輪を差し出してみせた。
緊張しているのか身体すべてがこわばってぎこちない。
一生なんて、そんな言葉信じられないわ。
意地悪な事を言ってみせると彼は一瞬目を丸くして動揺する。
でもすぐにふっと表情をやわらげた。
ごめん、ごめん。
生まれ変わっても、何度でも君を愛するさ。
そう言って笑いかける彼の顔には刻まれたしわがいくつもあった。
ああ、これで安心したわ。
私も愛してる。
そう言って、私はベッドの中で一生を終えた。
抱えきれない想いを綺麗に包んで、あの子の大好きな色のリボンを結ぼう。
伝えきれない言葉を花に託して、あの子に届けよう。
「お題 花束」#164
—二つの花束—
背丈の低い少年がやってきた。
「この花たちを花束にしたいです」
「はい、わかりました」
小さくて、色とりどりの花を少年は選んだ。
頬を赤く染めて、彼は続けた。
「僕は読み書きができなくて……、カードを代わりに書いてほしいです」
「もちろん、いいですよ。どんな言葉を書きましょうか?」
彼の表情がパッと明るくなる。
私は、彼の言葉をそのまま、綺麗な文字で書いた。
『お母さん、いつもありがとう!』
私は、白い紙で丁寧に包み、カードをちょこんと乗せた。
代金を払うと、その少年は、元気に店を去っていった。
それからしばらくすると、背広姿の若い男性が来店してきた。
「この花束をください」
「ありがとうございます」
彼は、この店の中でも、高価な花を選んだ。
なぜだか、彼は暗い表情をしている。
「カードはお書きになりますか?」
私がそう訊くと男性は頷いたので、カードを一枚、机に差し出した。
「これで許してもらえるかな……」
彼は、小さく独りごちた。
『ごめんなさい』
私は、花束を丁寧に包装する。
男性は支払いを済ませると、花束を抱えてとぼとぼ店を出ていった。
レシート入れにある、二枚のレシート。
安価な花束と、高価な花束。
だが、花束は『数字』じゃない。
どんな『想い』が込められているか。
大切なのは、たったそれだけ。
彼らの気持ちがうまく伝わればいいな——。
心の中で、私はそう呟いた。
お題:花束
発表会でかすみ草の
花束をおねだりした
白い小さな花が
とても可愛くなんだか
とてもセンスが良く
気分も晴れやかだった
ついつい良さげな雰囲気にしたくて
いつもそれっぽくカッコつけてしまう笑笑
↓これは歴史的跡地とかそういう場所巡る少年のお話。
✴️ 花束 ✴️
世界の終焉には花が咲いているのだろうか
サッと風を起こせば砂が舞うばかり
退廃した街には
何が残る?
この建物も
こんなになるなんて
思ってもいなかっただろうな
思わぬ争い、不幸、人為によって
壊され形骸だけがその場所を記す
ーでも。
こうした物があるから
私たちは生きてきたんだなって
思えるんだ
時代の終わりなんてない
ずっと思いを重ねて次へ続いているのだから
未熟な蕾でも蓄えて…。
この跡地に敬意を示して今日は心の花束を贈ろう。
花束
花束ってあげてももらっても嬉しいものですね。
振り返ってみると、数回しかもらった記憶がありません。
あげる時は、お菓子が無難かなという場面にお花をあげることを選ぶこともありました。
渡した時相手の心に届いて(願わくば)(香りの力もあります)、その後すっと消えていく感じがとても好きです。
その点はお菓子も同じですね。
華道を長いことやっていた影響で、お花そのものと自分との距離感みたいなものは変わってしまった気もします。
もらった時は純粋に嬉しい。
問題はその後です。
家に帰って花瓶とかコップとかに挿すとき。
角度がなんかちょっと落ち着かない、とか、ちょっと切るか、とかって始まって、喜びを忘れています。
収まるところに収めることが出来たら、喜びが戻ってきますが、うまく行かなかった場合は喜びが一部しか戻ってきません。
他の技術にも似たようなことがいえるのかわかりませんが、何かを学んだゆえに失われる喜びはけっこうあるような気がします。
「好きを仕事にするな」的なことを見かけることもありますね。
そういうことなんでしょうか。
花束
子供の頃、私にとって花束はピアノの発表会でもらえるものだった。
華やかで可愛い花束。
発表会用にドレスアップし、ヘアメイクまで施されている自分が、花束をもらうその瞬間は小さなプリンセス気分だった。
日に日に枯れていってしまうけど、マメな母が間引いたり、小さな花瓶に移し替えたりして、なるべく長く持つように工夫してくれていた。
大人になるにつれ、私の人生では花束をもらうことが少なくなったように思う。
大体思いだされるのは、送別会でもらう花束。
それだって嬉しいことには変わらないのだけれど、お別れの場面でもあるし、子供の頃のただただ華やかであった花束とはやっぱり違うと思う。
大学生の時、誕生日に連れていってもらったお店で、バラの花を一輪もらった。食事の間、テーブルに飾られていたもので、帰りに包んでくれた。
一輪なので、花束とは言えないのかもしれないけれど、とても嬉しかった。長く楽しもうと、持ち帰った後はドライフラワーにした。
花束
この想いのひとつひとつの種は貴女がくれて、
それらは貴女の愛で芽吹いて育ち、
その実それが俺となる。
溢れんばかりの花束を、どうか貴女へ、膝をつく。