落下』の作文集

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落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/18/2024, 7:01:08 PM

幼い頃によく遊んでいた公園があって、そこの滑り台は赤い筒状のやつだった。そこまで長さはなかったけれど、乱反射する光が赤くて歪んだ世界を作り出して、滑り終えた後は冒険から戻ってきたかのような感覚になったのを、今でも覚えている。
「公園って、教会の隣にあるやつ?」
北川さんは向かい合って座る席にトレイを置いて、一つ背伸びをした。
「そうだよ」
ここら辺で公園といえば、大抵の場合はそこを指す。地元の人間ならば、一度は遊びに連れて行ってもらったことがあるような公園だ。
「へぇ、そこで出会ったんだ」
「出会ったとか、そういうのじゃない。一時期遊んでただけ」
「でも、未だに覚えてる」
何が可笑しいのだろう、北川さんはにやりと笑ってから席に座り、流れ作業でトレイの上にポテトを散りばめた。人とシェアする時の常套手段らしいけれど、未だに慣れない。
「一時期とはいえ、結構遊んでたからね」
冷えて結露しているコーラを一口飲む。せっかくのコーラは、紙ストローのおかげで魅力が半減していた。
「名前は?」
「アリス」
「……すごい名前だね」
北川さんはちょっと珍しいくらいの表情をした。一昔前ならその反応も頷けるけれど、今どきだとそこまで不思議な名前でもないだろう。それに、
「あだ名だけどね」
別に彼女が金髪だったとか、英語を話したとかフリルを着ていたとかじゃない。
「滑り台を滑った後に、『アリスみたい』って言ったんだよ」
幼い自分はその意図するところがすぐには分からなかった。その意味を知ったのは、話を聞いた母がレンタルしてくれた『不思議の国のアリス』を観た時だった。
「『不思議の国のアリス』観たことある?」
「あるけど」
「初めのところ、なんとなくでいいから覚えてる?」
北川さんは視線を宙に彷徨わせた。塩でざらついた指を紙ナプキンで拭きながら、返答を待つ。
「喋る兎を追いかけて、穴に落ちちゃうんだよね?」
「そう。彼女は滑り台をそのシーンに例えたんだと思う」
「アリスちゃん、ね」
黙ってそっぽを向く。北川さんは気にせずにポテトに手を伸ばした。
「まぁ、彼女は休みの日にしかいなかったし、すぐに遊ばなくなったんだけどね」
「そっか」
「そっか、って……」
話をしろとせがまれたから話をしたのに、薄い反応だった。
「とにかく、これで初恋の話は終わり。次は北川さんの番ね」
「……、しなくちゃダメ?」
「別に義務はないよ。少しがっかりするくらいかな」
北川さんは薄く間延びしたため息を吐いた。光のよく射し込むよう計算された窓から、彼女に陽光が当たる。
「私のお母さんね、ヴァイオリンが弾けるんだけど」
「がっかりした」
「これから、びっくりするよ」
不敵に笑って、北川さんはポテトでこちらを指した。行儀はよろしくないけれど、絵になる仕草だった。
「賛美歌のいくつかは、ヴァイオリンで演奏するんだよ」
彼女はそれだけ言って、いたずらっぽく笑った。
どうやら、喋る兎の代わりにアリス自身が案内してくれるらしい。この不思議な感情が夢でないことを、今はただ願った。

6/18/2024, 6:57:27 PM

落ちていく。
それはその気になれば、簡単にどこまでも落下していく。
上がるのは倍以上の力が必要になるのに、どうしても落ちてしまいたいと思う時がある。
哀しくて。
淋しくて。
嫌で。
何もかも無くしてしまいたくなったりして。
差し伸べられる手を振り払い、下へ下へ急降下。

でもね。
下がってばっかりいられない時が来る。
こんな場に居たくなくなる時が来る。
そうなったらまた上がるしかないんだ。
苦しかったり辛かったりするけれど、でもそれでも嫌だから。

今私がいる場は下がってるのか、上がった先なのか。
分からないけど、今日より良い場にいられるよう、せめて顔だけ上げてこうと思う。

6/18/2024, 6:48:28 PM

メンタル落下

恵まれてることはわかっていても
マイナスにしか目が行かない日もある。

6/18/2024, 6:33:55 PM

「落下といえば」



「おばあちゃんのお兄さんが亡くなったんだって」
母がまことに言った。
「へえ」
身内の訃報を聞いた返答として、あまりにも軽いかもしれない。
しかしまことにとって、会ったこともない親戚というのは他人と同義だ。
面識のない相手の死を悲しむことは困難すぎる。
そもそも、祖母に兄がいることすら、訃報を聞く今の今まで知らなかったのだから。


「蜘蛛膜下出血で亡くなったんだって」
「へえ」
心臓発作とか、脳出血とかもだけど、そういう突発的な病気で死ぬのは嫌だっただろうな。
死ぬまでの準備ができないから。
大切な人に別れの言葉を言うとか、最後の晩餐として好物を食べるとか、死ぬまでにやっておきたかったことに挑戦するとか。
病気は病気でも、突発的に死ぬものでなければ、できることは多いだろう。
自殺なら、自分で死ぬタイミングを決めるわけだから、当然死ぬ準備も自分のペースでできるし。

ふと、まことは、考える。
もし自分が死ぬなら、どんな死に方をしたいか。
答えは、飛び降り自殺だ。
理由は簡単で、高いところから飛び降りると気持ちよさそうだから。
デメリットとして、まことが飛び降りた後、周囲の人が迷惑を被ってしまうことが挙げられる。
だが、死ぬ時ぐらい、人の迷惑考えなくて良くないか?
線路に飛び出すとかはさ、結構な人数だけど、ビルからの飛び降り自殺とかなら、そこまででしょ。

6/18/2024, 6:24:07 PM

私は罠にかかったの
美しいものに惹き付けられて
でもそのものは
私が近づくと遠くへ離れていく
そして気づいたら
私は奈落の底に落ちていってた
とても深い
いつまで続くのだろう
いつになれば美しい貴方に近ずけるのだろう

6/18/2024, 6:21:43 PM

【落下】


花が落ちるように
キミに落ちてゆく

星が落ちるように
キミに落ちてゆく

空が落ちるように
キミに落ちてゆく

キミと一緒に
同じ速度で自由落下したい

6/18/2024, 6:17:30 PM

(ここから落ちたら死ねるかな)

無意識に日常でそんなことばかり考えていた。
橋の下にある線路を覗いて、あのカチカチの石とレールに頭をぶつけたら、とか、
歩道橋の上から行き交う車を見て、今行けばはねられて轢かれて終わりかな、とか、
高い建物に登ればアスファルトの地面を見て、何階から落ちれば即死だろう、ここ?もっと上?とか、

そんな日々を繋ぎ止めていたのは、痛いのは嫌という、ただ臆病で、それゆえ死ぬ勇気の無い自分だった。
一瞬で死ねればいいけれど、どうやら人間はそんなに簡単には死ねないらしいし、下手に生き残ればそれこそ生き地獄だし、それに運良く死ねたとしても人に迷惑はかけたくない。自ら選んだ死で誰かの手を煩わせたくなかった。

痛いのが嫌だとか失敗した時の事だとか死んだ後の事まで考えてしまえるくらいに自分の脳はまだ機能しているのだと絶望した。
それすら考えることもできなくなってしまえれば、あと一歩を、この一歩を踏み出せるのに、と何度も何度も思った。

死ぬことが唯一の解決策だった。それしかなかった。

6/18/2024, 6:10:57 PM

空に落ちてく夢を見た。
途中で鳥に会って少し会話をした。
どうして貴方は飛べるのですか?そう聞くと
鳥は君も飛んでるじゃないかと言った。
私は空に落ちてるんです。と空を指さし言うと
奇遇だね、僕も空に向かって落ちてるんだと鳥は言った。

私は小さい頃からずっと憧れていた
空に飛んでく夢を見た。

6/18/2024, 6:07:56 PM

落下していく感覚に目を瞑る。そうして思い出すのは今までのこと。後悔ばかりの人生だった。愛されていたとしても、私はそれを素直に受け入れられなかった。その原因はきっと、いじめられていたから。もう随分と前のことで記憶も霞むけど、過去という事実は消えない。担任の先生に気にするだけ無駄だと言えば、強いねと返されて何も言えなくなったのを覚えている。強くなんかない、強がってる訳でもなく諦めただけ。この世界に絶望していながらよく今まで生きてたなと思う。だけどもう限界だ。明確な理由もないけれど、これ以上息をすることに耐えられない。…ああ、これでやっと楽になれる。

6/18/2024, 5:55:38 PM

落下


深く深く
どこまでも
暗闇の中へ
奈落の底へ
落ちていく
落ちていく

6/18/2024, 5:54:23 PM

落下



落ちていく、落ちていく。
オレは何処迄落ちていくのだろう?

親から虐待され、満足に食えず。
毎日、家の仕事を手伝い、
勉強する事も出来ない子供時代。

堕ちていく、堕ちていく。
オレは何処迄堕ちていくのだろう?

親から逃れても、何も無い。
金も学も人脈も、何も無い。
有るのは、ネジ曲がったプライドだけ。

このまま落ちて行けば、
何時かは、地面に叩きつけられ、
粉々に砕け散るだろう。
このまま堕ちて行けば、
何時かは、闇に引き摺り込まれ、
消え失せるだろう。

でも、オレは未だ、
落ちていく、堕ちていく。
真っ暗闇の中を、
何時迄も落下していく。

オレは、何処迄落ちるのだろう?
底はまだ…見えない。

6/18/2024, 5:51:49 PM

タイトル【落っこちた】
文字数 380文字くらい

 見えていた景色が一瞬にして上り、そして豪快に地を鳴らす音を耳にすると、それは真っ白に、或いは真っ黒になって、私の世界から消え去ると同時に、再度創造された。瞬きするよりも早く、短い一瞬間のことである。
 気が付いた頃には、私は悶絶躄地していた。
 何が起こったのだろう。
 そんな思考に応えるかのようにして、背中から鈍い痛みが生まれた。いや、ずっとあったのだろう。まるで記憶のように、それはずっと躰に残っていたのだ。
 不思議なもので、翻筋斗を打った時でさえ、姑息ではあるものの躰はちゃんと呼吸をしている。それが却って苦痛なのだが、無意識的に行っているのを見るに、生きるには必要なことなのだろう。ただ惰性と云えばそこまでである。
「だから、一番高い鉄棒はやめとけって言ったのに。カッコつけやがって………」
 朦朧とする意識の中、聴き慣れた声で誰かがそう云った。

6/18/2024, 5:45:42 PM

模試の結果が最悪だった。
志望校の大学に受かるラインに達するまでに幾度も勉強に励んできた。
それでも自分の実力には嘘はつけない。
一枚の紙が残酷な事実を伝えている。
まるでジェットコースターが勢いよく落下するかのようにあっという間に、突き落とされた。
夢に向かって一歩ずつ進んでいく、そう決めたから今日も
歩んで行く。

6/18/2024, 5:40:30 PM

どこまでも落ちていく
もがくほどに沈んでいく
ひどくゆっくりと
落下してゆく

6/18/2024, 5:16:55 PM

落下する時って何を考えるんだろう?と言ったあなた僕は少し否だいぶ不安です
なにかあったのかとホットミルクを作り、彼女のそばにいきホットミルクを渡した。
びっくりした顔で見つめてくるので心配になったと言うと納得した様子でいつもみたいに笑った。
元気ないように見えた?と読まれてしまったと思い平然を装いたかったけど彼女の方が1枚上手で僕を優しく包み込んでくれた。
言葉足らずでごめんね。テレビでバンジージャンプ見ててそう思っただけと言ってくれて安心した。
不安なことがあったら言ってね?と言ったらありがとうと言って頷いてくれた。彼女の魅力にまた落下していくのだろう。
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theme 落下 2024-6-19

6/18/2024, 5:09:25 PM

落下していくものをただひたすらに見つめる
なんでかわからないけれどスローモーションに見えている、
そう 私もあのコップみたいに散る運命なのだ_。

6/18/2024, 5:08:54 PM

この空を舞うのは何回目だろう

青い青い空の下で僕はまた
空中でひとり落下している

僕が自殺行為をするのは
今に始まったことじゃない

昔からずっと計画したいたことだ

友達に自殺計画ノートがバレて
そのあと燃やしたって言ったけど
燃やす前に他のノートに書き写したんだよね

それは未だ誰にもバレていない

そして僕はまた__死ぬんだ


【解説】
主人公は死んで生きて死んで…と人生を繰り返している

辞め時は知らないし昨日としなければ良いのだろう

だがしかし生きて死んでを繰り返すのだから過去の嫌なことも着いてくるはずだ

だって最初に死んだ人生をずっと繰り返しているのだから

転生ものはいいが嫌な人生をループするのは心底嫌だろう

主人公もよく諦めないものだ

死ぬことが目的でこのまま生きてきたんだから手っ取り早く死にたいはずなのに

同じ人生をずっと繰り返しているとなるともう疲れ果てている頃だろう


177テーマ【落下】

6/18/2024, 4:54:00 PM

心も体も落下していく
垂直落下…
こんな人生のどん底にいて、よじ登っては落とされよじ登っては落とされ…
差し伸べられる手を跳ね除け。
どんどん落ちていく…気づいた時にはもう、遅かった。
私は、こんなにもボロボロなのだと…
まわりの、人たちが教えてくれた。
自分じゃ気づけなかった。
落下…とは。

6/18/2024, 4:27:24 PM

こころが限界だった数年前。
冷蔵庫から卵を取り出した時に手が滑り、床へ落下させてしまいました。

たったそれだけのことなのに、いえ、むしろこれがきっかけだったとでも言うように、こころがぱしゃりと音を立てて壊れるのを感じました。

その時、ふと頭に思い浮かんだ友人へ、助けを求めるように電話をかけました。その友人は少し離れたところへ住んでおりしばらく会っていなかったのですが、何の隔たりもなくすんなりと話を聞いてくれました。

その友人にしてみれば迷惑だったかもしれません。でもそんなことはおくびにも出さず、昔の記憶と変わらぬ声で接してくれることに、こんなにも良き友人がそばにいてくれたということに、涙が出てきました。

いまさら自分の不甲斐なさを嘆いたところで、どうにもならないことは分かっているのです。でも、ただただ聞いてほしい時もある。落下しているわたしの腕を掴んで引っ張り上げてくれた友人には、感謝しかありません。
ありがとう。おかげさまで、生きています。

6/18/2024, 4:21:03 PM

落下とは何処からか落っこちることです。

皆さんは落ちたこととかありますか?
私はベットやブランコで落ちたことがありますw

私はベットの柵があっても何故か落ちるので
2段ベットなのに敷布団で寝てます
なので1段は妹が寝ており2段目は物置になってますw

皆さんは何か落下について
1回何かあったかなと考えたら少し面白いかもしれませんね

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