『遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【遠くの空へ】
辛いとき
悲しいとき
嬉しいとき
楽しいとき
いつなん時
どんな自分も見守ってくれている
遠い遠い
「空」
顔をあげれば
いつだって会える。
その存在が
今日も私を強くする。
思いを馳せても届かないなら、もっと足元見てもいいんじゃない?
ボーッと空を眺めていると
雲が流れていく
あるものはより早く
あるものはよりゆっくりと
その度に空模様は移り変って
ひとつとして同じものは現れない
忘れられないあのときの雲は、あの空は、今はどこにいるのだろう
ずっと遠くに行ってしまったのだろうか
薄れゆく記憶の中に輪郭をなぞった
ありかも知らない空に言問えば
見上げる空の模様が少しあざやかになった気がした
遠くの空へ
仰ぎ見て、近寄りたいと願うばかりで行動は起こさない。何処まで傲慢で有れば気がすむのだろう。
!じゃ足りない感情
ふと見上げた時の空がとても綺麗だった。鮮やかなオレンジで、遠くの空になるにつれて明るなっていた。理科は苦手なのでとても不思議で、でも一瞬のことなんだろうと思った。
その瞬間、スマホが震えた。いつでも待ち望んでいる遠くに住んでいるあの人からのメールだ。
「空、めっちゃ綺麗だよ!」
遠くの空へ行きたい。
何もかも疲れたから、誰も知らない世界へ連れてって。
静かな場所で一人きりになりたい。
ずっと、ずっと。
お題:遠くの空へ
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
98日目
退屈な学校、つまらない授業
答えがすぐにわかってしまうから
窓の外に求めることなんかなくて
でも隣の席の君は
「それじゃつまらないよ?」
なんていって紙飛行機を折り始めた
しょうがないから僕も
近くの再生紙を手に取って真似をする
お前は自由に遠くまで飛んでいけ
なんて柄でもないことを思いながら
紙飛行機をそっと飛ばした
#透明アンサー
カゲプロの日に思い出してしまったからつい...
遠くの空へ
何だか寂しい気持ち
でも…
遠くの空へ
「鳥って凄くない?」
脈絡も無くそう語り出す友人。
「何、急に」
「いやー、だってさ」
彼女曰く、何処までも続く遠い空を迷子にならず飛べることが凄いのだと言う。
「私だったら絶対迷子になっちゃうよ〜、方向音痴だし。」
「いや、アンタは方向音痴の次元超えてるでしょ」
どこへ行くにしてもすぐに迷子になる友人は、最早方向音痴という言葉だけでは庇いきれない程に方向音痴だ。
「いつかさー、」
「うん」
「方向音痴治して、遠くの空へ行ってみたいな」
「うん」
「そん時は、あんたも一緒に行こうね。」
「うん、」
「置いてったら許さないから!」
「...うん、勿論」
置いていかないよ。
#遠くの空へ 0816
青空に浮かぶ雲のかたちを眺めては星座のやふに物語にする
遠くの空へ、秘密裏に悲しみの後から、また、
その空間へと導いてくれよ、大旗よ!
また、我ら、私ら、俺ら、僕ら、わしら、
"教祖様の敬愛を受けて進んでいきます!"
それが私たちへの、おれたちへの、
神様の導いてくれる先導員様の役目だからね!
遠くの空へ
今日も君の帰りを待っている
帰ってこないはずの君を待つ
私は君のことを愛せたかな?
小さい頃から遠い空を眺めていた君の顔は
虚ろで何かを忘れたみたいに眺めていたよね
それから君は遠くの空へ飛び立ったのだ…
痛みも苦しみのない場所
それが空にあったから
【遠くの空へ】
今日は、お仕事のあとに彼氏が車を出してくれた。
いつも家で飲みだから飽きちゃうと言った彼は、
私が初めて通る道を慣れたハンドル使いで走らせて行く。
「着いたよ」
そう言われ車を降り見つめた先には…
綺麗な夜景が広がっていた。
「綺麗すぎるんだけど!」って写真撮りまくる私を、
彼は笑いながらもカメラを構えている。
撮った写真の選考も終わり一息ついた私は、
そっと上を見上げてみた。
するとそこには、夜景と同じほど綺麗に輝く星空があった。
空一面に…とは言えないが、ぽつりぽつりと光る星が
いつもよりも一層 綺麗に見えるのだった。
【後で書きます…!】
2025/8/16 「遠くの空へ」
「遠くの空へ」
見上げた空は、見事に青い。
この空が爆弾で汚されないよう、今はただ祈るだけ。
僕は戦争を知らない。
それでも、平和を願い、彼らが眠る遠くの空へ、そっと手を合わせる。
『遠くの空へ』
ああ いいないいな
風が吹き抜け
夕方の足音が聞こえてくるよ
おひさまは真っ赤になって
夏を縁取った青空をオレンジに染めてゆく
白い雲は もうなんだか崇高そうに
紫色になっていて
それらが描く夏の夕方は
どこか懐かしく
どこか切なくて
夜が来るまでの刹那の風景
幼い記憶や思い出を乗せて
すぐさま遠くの空へ消えてゆく
私
外国人になりたいんだぁ
もしくは
外国人と結婚したいんだぁ
韓流ドラマかぶれのよう
って
よく笑われる
けど
遠くの国へ
遠くの空へ
いってみたいなぁ
なぁーんて
結局は日本最高みたいな!
うける!
地図なき航海
思うままに進めばいい
果ての空は何色なのだろうか
#遠くの空へ
「俺さ、死んだら鳥になりたいな。」
ジワジワと蝉が鳴きわめく真夏、扇風機の風に吹かれたお前はそう言った。帰省した実家の縁側は、沈みゆく西陽に照らされて、茜色に染まっていた。居間に座る俺を振り向いて言ったお前の顔は、逆光になっていてよく見えない。笑っていたような気もするし、真剣な顔だった気もする。今となってはもう、確認のしようも無いが。
目の前で行われる読経が遠く聞こえる。俺は間違いなくここに居るのに、どこか他人事のように感じられる。飽きるほど見たお前の笑顔が、今はもう写真でしか見られないという事実が、信じられなかった。周りからは、見覚えのある大人達のすすり泣く声が聞こえる。普段は明朗快活なお前の父さんが泣いている姿を、俺は初めて見た。焼香の列に並び、自分の番が来る。手は機械のように焼香を挙げるのに、俺の意識は煙に燻されるお前の遺影を、ただ呆然と眺めていた。実感が湧かない。今だって、お前が俺の後ろに並んでいて、似合いもしないかしこまった喪服を着て俺に囁きかけてくる気がしてしまう。今後ろを向いたって、ハンカチを片手に添えた近所のおばさんしか居ないのは分かりきっているのに。
俺よりずっと身長が高かったお前が、今は俺の胸に収まってしまいそうな壺一つになってしまった。お前を見送り終わっても、横に居るお前の陽炎が俺の心を弄ぶ。街の至る所に残ったお前との時間の残影が、お前がもう居ない事実をかき消してしまいそうだ。お前の痕跡を辿って、意味も無く歩き続けて、やがて着いたのは海だった。夏になると、いつもここへ2人で来た。いつまでも子供っぽいお前は、来る度に靴と靴下を脱ぎ捨てて海に浸かり、俺目掛けて水を蹴り飛ばしてきた。今はもう、あの水しぶきは飛んでこない。あの時はあんなにうざったらしかったのに、飛んでこなくなると寂しくてたまらない。海水と同じ味をしたそれが頬を伝った時、カモメが鳴いた。初めは無視していたが、あまりに鳴くので音の根源を見上げる。見上げたカモメは、俺の真上をぐるぐると旋回しながら飛んでいた。珍しい光景に思わず涙が収まる。そうしたら、そいつは満足したように一声鳴いて海の向こうへ飛び去って行った。水平線に吸い込まれるように飛んでいく姿はどこか楽しそうで、お前のいつかのセリフが俺の脳裏を掠めていった。
テーマ:遠くの空へ