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2/9/2026, 12:22:36 PM

花束

あなたの手のひらで
そっとほどけた色たちが
今日という日の温度を教えてくれる。

抱えきれない想いも
言葉にならない願いも
花びらのあいだに沈めれば
やわらかく形を変えていく。

誰かのために選んだはずなのに
気づけば自分の心が
いちばん救われていた。

散ってしまうことさえ
美しいと思えるのは
終わりがあるからこそ
今が咲き誇ると知っているから。

花束は、贈るものじゃなく
そっと寄り添うもの。
あなたが歩く道に
ひとつ、またひとつ
静かに灯りをともす。




眞白あげは

2/8/2026, 12:49:11 PM

スマイル

ふっとこぼれた笑みは
言葉より先に
心の奥を照らす灯りになる

無理に作ったものじゃなく
風に揺れる花びらみたいに
自然に咲いたとき
人は一番やさしくなれる

誰かのためじゃなくていい
自分の胸が少し軽くなるなら
それだけで十分な魔法

涙のあとに浮かぶ笑みは
強さの証で
迷いの中で見つけた光

今日のあなたのスマイルが
明日のあなたを
そっと守ってくれる



眞白あげは

2/7/2026, 2:02:34 PM

どこにも書けないこと

声にすれば
ほどけてしまいそうで
胸の奥に沈めてきた言葉がある。

誰にも見せない
夜の底でだけ
そっと息をしている言葉。

強がりの裏で
震えていた日も
笑顔の影で
泣いていた日も
その言葉だけは
私を裏切らなかった。

触れれば
壊れてしまいそうで
紙にも
画面にも
落とせなかったけれど、

それでも
確かにここにある。

誰にも届かなくていい。
誰にも知られなくていい。

これは
世界のどこにも書けない、
私だけの
小さな真実。



眞白あげは

2/6/2026, 1:00:52 PM

時計の針

静かな部屋で
ひとつだけ動き続けるものがある

カチ、カチ、と
誰にも聞こえないはずの音が
胸の奥ではやけに大きく響く

進むたびに
置き去りにしたものを思い出させ
戻らないたびに
未来の影をそっと照らす

触れられないのに
確かにそこにあって
止められないのに
いつも私を急かしてくる

それでも
針はただ前へ進むだけ

私もきっと
同じように
少しずつ
少しずつ
進んでいるのだと思いたくなる




眞白あげは

2/5/2026, 11:01:55 AM

溢れる気持ち

胸の奥で
言葉になりきれない光が
ふいに揺れた

触れればこぼれ落ちてしまいそうで
けれど
抱えたままでは
息が詰まりそうで

静かにしているほど
波は高くなる
黙っているほど
色は濃くなる

ああ
これはもう
隠しきれない

名前をつけられないまま
ただ
あふれて
あふれて
世界の端まで届こうとしている

それでも私は
そっと手を添える
こぼれた光が
どこへ向かうのか
見届けるために



眞白あげは

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