一尾(いっぽ)in 仮住まい

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12/28/2024, 3:50:49 PM

→あ~、またやっちゃったよ……

「冬」と入力しようとすると、高確率で「ゆふ」とやってしまう。
「ゆふ休み」? なんじゃそりゃ?? うーん、そうだなぁ……――

⇢小話・ゆふ休み
 年越し前の仕事納めの日、石切場に村の若い衆が集まった。
「今年もこれで終わりやねぇ」
「エエ石、よぉさん採れたなぁ」
「ゆふ筵で暖かくして、ゆっくり休んでもらおな」
 そんなおしゃべりと共に、石を紫色の筵で覆ってゆく。
 ゆふはこの村の固有植物だ。蓄熱性が高く、筵にして布団の上掛けに用いれば冬でも寒さ知らずとなる。
 いつの頃からか年末の仕事納めになると、村の特産品である石材にこの筵をかけるようになった。村ではこれをゆふ休みと呼んでいた。
「あっ、雪降ってきた」
「筵の下であんじょうしときな」
 覆った石をポンポンと叩く、その手の動きは優しい。
 筵で石を覆ったあとは、石神様に供え物を捧げる。全員で一斉に手を合わせ、村人たちは去って行った。


よぅわからんオチのない話やが、ここらで終わりにしとうございます。
冬休みなんで、積読消化活動に励みます。


テーマ; 冬休み

12/27/2024, 2:44:15 PM

→わたしの手ぶくろ。

グレーの地に黒の編み込み模様の手ぶくろ。
ずいぶん昔に編んだ。もう10年近く使っているかもしれない。
手の甲に黒の線が3本と、幾何学模様の細かい連続模様が入っている。
手を握ると黒の3本線が浮き立ち、何となくサバトラ猫さんの後頭部のように見える。

意味なく手をニギニギして、猫が現れるのを楽しむ。今年もそんな季節がやってきた。

テーマ; 手ぶくろ

12/26/2024, 3:06:35 PM

→ちょっと語ってみた。

 変わらないものはないかもしれない。無機質なものでも劣化するし。
 でも、確固たる意志は「ある」と思うんだ。
 そして、そういうのが世界を動かしていく。例えば、ギネスブックとかスポーツの記録の更新。AIの発展も日夜の努力の賜物だ。

 私の何か書きたい欲求は、折れずにまだある。
 へなちょこ仕様で弱音でデコレーションされてるけど、昔と変わらず私の中にある。
 変わったのは、書く姿勢だけ。
 
照れくさくなってきた。

テーマ; 変わらないものはない

12/25/2024, 1:11:47 PM

→今日。

 毎年クリスマスイブにケーキを用意するのだけれど、今年はクリスマス当日にしてみた。

 予約していたケーキを取りに行った時、メリークリスマスって言ったことねぇなと思って、店員さんに言ってみた。
「ありがとうございます、メリークリスマス!」って、あったかい笑顔。

 年末になるとさ、「良いお年を」はよく言うんだけど、こういうのも悪くないね。幸せになれる挨拶はガンガン使わなきゃね。来年はもっと使いたいなぁ。

―ってなわけで、
 どなた様もこなた様もメリークリスマス!

テーマ; クリスマスの過ごし方

12/24/2024, 3:52:15 PM

→短編・イヴの夜

 パリ20区、ベルヴィル公園に近いアパルトマンの一室に、イヴ・ブラッスールは住んでいる。
 イヴの夜のルーティンは、スマートフォンの電源を落とし、窓際に置いているお気に入りのソファに腰掛けて、香りの良いティザンヌをのんびり飲みながら、ラジオに耳を傾け、趣味の編み物に勤しむことである。 
 ちょうど今、マフラーが編み終わった。大きな縄編をメインモチーフにしたマフラーは、恋人に贈るノエルのプレゼントである。エレーヌの瞳の色と同じモスグリーンだ。
 マフラーの素晴らしい出来に、イヴは満足して顎を指で掴んだ。伸びかけのヒゲがジョリジョリと手に当たる。この針山のような手触りがイヴは結構好きだ。
 ティザンヌの効果か。大きなあくびを誰に構うことなく放り出して、イヴはベットに向かった。

テーマ; イブの夜

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