さくら

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12/22/2025, 2:10:13 PM



いつからこうなってしまったのか
どこから間違えてしまったのか
自分の何がいけなかったのか
あの人は何が気に入らなかったのか
なにもかもが全てわからない
ずっと何でも言える仲だと思ってた
信頼し合える仲だと思ってた
向き合ってるつもりだった
誠実でありたかった
けれど、そう思っていたのは自分だけだった
あの人はずっと我慢していたらしい
何も言うことなく沸々と
突然の拒絶
どうしたらいいかわからなかった
元の関係に戻りたかった
気づけなかった
わかってるつもりだった
足掻けば足掻くほどあの人を傷つける
もう戻れない
そうわかるまで、心の整理ができるまで
随分と時間がかかった
でももう決めた
来るもの拒まず、去るもの追わず
あの人とは縁がなかった
どうしようもなかった
どうすることもできなかった
だから最後に、あの人の気持ちを尊重したい
いままでありがとう

1/19/2025, 3:32:02 PM

ただひとりの君へ


幼馴染のアイツが好きだ
けど、アイツは違う人が好きだ
好きな人の好きな人の話を聞かされるのは、しんどい
イケメンでスポーツ万能でユーモアがあるクラスの人気者
そんなモテ男に叶うわけない
今度の金曜、告白するらしい
もしアイツが告白する前に、アイツに告白したらどうなるだろう
きっと、気まずくなってアイツがどんどん離れていく気がする
1ミリでも近くにいたい
他の男なんか見ずに、自分だけを見ていて欲しい
どうしたら、気を引ける?
嫌われなくないからアイツの背中を押した
心の中で、振られることを願いながら

金曜の夕方、アイツは今にも泣きそうな顔で現れた
アイツの顔を見た瞬間、ほっとした
好きな人の好きな人は、好きな人を好きじゃない
一方通行な感情
誰もアイツに振り向かなくても
自分にとってアイツは、ただひとりの愛しい人
焦らなくていいから、少しずつ意識して欲しい
幼馴染よりも、もっと深い関係になりたい
今は言えないけど、いつか言いたい
どうしようもなく好きだ

6/17/2024, 1:36:12 PM

未来

アラームに起こされて、ぼーっとした頭で学校へ行く
放課後すぐに塾に行って、クタクタになって家に帰る
少し寝たら、数時間後にはまた朝が来る
一日の大半を椅子に座って過ごしている
どこかで8時間以上椅子に座っていると
寿命が縮むと聞いた
私はどれほど寿命を縮めたのだろうか
つまらない人生
この生活は退屈で、なんのために生きてるのか
時々わからなくなる
私が死んで悲しむ人もいるかもしれないけれど
私がいなくて困る人なんて誰もいない
誰にも必要とされてないし、居場所だってない
そんな人生で、未来なんて考えられない
不安になるの
このままでいいのか
未来のわたしは、生きていてよかったと思える人生を送っているのだろうか
希望なんて持てないよ

6/16/2024, 2:39:26 PM

一年前

一年前の今日、それまで見えていた景色が変わってしまった。
あなたと一緒にわたしの心もいなくなってしまったみたい。
今まで鮮やかに見えていたはずの街も空も、なんだか色褪せてるように見える。
何をしても満たされない日々を淡々と生きているだけ。
でも、しきりにあなたを思い出すの。
あなたが好きだったものを見たり、触れたりすると
あなたがニコッと笑うの。
なんてことないお菓子を見ただけで、思い出してしまうくらいには、あなたはわたしにとって近い存在で、離れ難かった人。
ときどき、もの凄く寂しくて、なかなか眠れない夜がある。
そんなとき、あなたが使っていた香水を、ベット全体に軽く振りかけるのよ。
そうすると,あなたに包まれているみたいで、落ち着いて眠れるの。
どうしていなくなっちゃったの。
いっそのこと、わたしもそっちに行こうかしら。
そんなことしたら、また顔を真っ赤にしてあなたは怒るだろうな。
自分を粗末に扱うなって、そう言うかな。
あなたに会うのは…もう少し後になりそうね。
ちゃんと待っててね。






1/18/2023, 12:44:17 PM


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