題:鏡に映る楽しい日常
私達レジェンドチームは、たまに集まって生活をする。どういう意味かというと、一人の部屋に集まって、一日を過ごす。まあ、お泊り会みたいなものだ。
今日は私の部屋に集まって生活をしている。
「おはようございます、ロゼッタさん」
「おはようございます、ロゼッタさん!」
お、二人が起きてきたみたい。
「おはようございます」
私もおはようの挨拶をする。
まずは皆洗面所に集まって顔を洗う。順番はなぜか私から先だ。
「あれ、今日は鏡に霜がついてますね」
確かにリンクさんの言う通り、鏡に霜がついていた。
今日はかなり寒いから、それのせいかもしれない。
「霜をおとさないと鏡が使えませんね」
私は霜をおとし始めた。
くぅ~冷たい!
やっと霜がおちて、鏡が使えるようになった。
それから顔を洗う。
「はい、リンクさん」
「ありがとうございます」
洗顔の時に必ず使っている洗顔料が、この『コメット』というもの。
これはキノコ王国の大手化粧品メーカーが作ったもので、最高に心地いい。
洗顔料『コメット』は、皆で使っているから、いつもストックは3つ以上ある。
「はい、キノピーチ」
「ありがとうございます」
洗顔料『コメット』がリンクさんからキノピーチの手へと渡っていく……!洗顔料足りるかな!?(足りてくれ)
……と、キノピーチが顔を洗い終わって、その後は皆で朝食を食べる。
この朝の時間がたまらなく幸せ……。
楽しいし、外が寒くても温かいし、和むし。最高の一時。
今日は二日泊まらせちゃおうかしら。
皆さんこんにちは、彗星です。
いつも私の小説を読んでいただき、誠にありがとうございます。
さて、今作に出てきた『コメット』という洗顔料は、完全にオリジナルです。別にパクっているわけではないので、そこはご了承ください。
これだけを伝えたかったです。
あ、おまけとして、【ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー】のロゼッタとクッパJr.の日本語版の声優さんが決定いたしました!
ロゼッタ役は坂本真綾さん。クッパJr.役は山下大輝さんです。もしよろしければ、皆さんも日本語版のオフィシャルトレーラー、見てみてください!
それでは!
お題『凍てつく鏡』
題:あの日と今日
ギターに、ずっと結んであるリボンがある。
それは、星の海に旅立った日に結んだもの。
そのリボンは今でも解けることなく、時を示している。
青色のリボンは星の海にどことなく似ていて、寝る前にふと触ってしまうときがある。
哀愁も、勇気も、このリボンが結んでいる。
今日まで結ばれていたリボン。
まさに、時を結ぶリボン。
私の思い出に、深く結びついている。
一生忘れないように、消えてしまわないように。
これは、あの日と今日を結ぶ、時を結ぶリボンだ。
お題『時を結ぶリボン』
題:自分で拓く
明日のことなんて、誰にも分からない。
自分でも分からない。
ましてや、自分が恋に落ちるという明日も。
❁ ❁ ❁
ずっと見てた。隣の貴方を。
自分が貴方に恋をしたと気づいた時、それからが楽しみで仕方がなかった。
まるで、明日に光が射すかのように。
貴方を意識しだすと、もう止まらない。
貴方を好いている人が他にもいることは知っている。
幼馴染から恋心へ変わったりした人もいる。
そんな、誰かも好かれる貴方を独り占めしたいと思うのは傲慢かしら。
でも、例え傲慢だとしても、私は貴方を手に入れてみせる。
好きという気持ちに偽りなどない。
貴方と初めて会話をした時、恋の風が吹いた。
心臓が煩くなって、貴方に聞こえていないかしらと、心配になるの。
遺物調査の時はその不安は忘れられるけど、終われば始まる。
寝る時も、頭に浮かぶのは貴方だけ。星にだって祈った。
でも、行動しないと何も起こらない。
なら、自分で拓く。
明日を、未来を。
自分で切り拓いて、光を掴んでみせる。
お題『明日への光』
題:燃やし続ける
「早く!彼の命が、燃え尽きてしまう前に!」
ゼルダの悲痛な叫びが辺りに響き渡った。
❁ ❁ ❁
彼の命は、助かるのだろうか。
あの装置はまだ未確認部分が多々ある。そんな装置に彼を入れるなど……。
……分かっているけれど、彼を救うことができるかもしれないのは、この装置しかない。
仕方がないとは分かっていても、彼が何年後に目覚めるか、そして彼の身体に何か支障が出ないとは思えない。
不安しかないけれど、これに頼る以外の術を、私は知らない。
だから、彼が運ばれていくのを見送ってから。
私は一人で、ハイラル城へと赴いた。
「リンク、あとは頼みます」
何年後かに目覚める貴方に、希望を託して。
❁ ❁ ❁
彼の命の灯火は、まだ燃えているのだろうか。
彼が眠りについて、百年の刻が経った。
厄災復活時に覚醒した封印の力で、今も尚、私はガノンの力を抑え続けている。
そして、ガノンの力を抑えながら、彼に話しかけている。
目を覚まして、と。
私は、そろそろ限界。
このまま彼が目覚めなければ、確実にガノンは力を解放し、百年前を超える大厄災が訪れる。
そうなれば、本当にハイラルは終わりを迎えるかもしれない。
そのためにも。
彼が目を覚まし、今もガノンに乗っ取られている神獣を解放し、厄災を討つ手助けをしなくては。
彼こそが、最後の希望。
英傑達と共に、消えない灯火を宿して。
お題『消えない灯り』
題:澄み切った
冬の夜空は美しい。
空気が乾燥しているため、空が澄み渡っているのだ。
夜にいつも星空を見に外に出ているが、凍てついていてとても寒い。
しかし、何度見ても飽きない美しさ。
冬の星空が私の心を掴んで離さない。
そして、冬の星空にはたくさんの来訪者が来る。
空に降る流星群、友達、夢ーー。
たくさんの美しいものが、私の元へ訪ねてくる。
その時が一番楽しくて。
離れたくなくて、ついつい長居させてしまうのだ。
でも仕方がない。
それが冬の星空の魅力であり、凄さなのだから。
飽きずに見る星空と、飽きずに来る友達と夢と。
その楽しさを胸に。
今日も私は、凍てついた冬の星空の下を歩きます。
お題『凍てつく星空』