ねぇ...私達なんでこうなっちゃったんだろうね...
やっぱり合わなかったんだろうね...
もう好きじゃなくなったと言えば嘘になっちゃうけど
別れよう...私達もう別の道を行くしかないと思うの
『わかった、バイバイ』
やめてよ...そういう所が好きなんだよ...
最後の最後に...
はぁ...
まだ明るくなりそうもない空を眺めて
私は1人帰路に着いた
あなたが見える...
30年前と何一つ変わってないわねぇ
あなたが居なくなってからとても私寂しかった
「お母さん」と呼んでくれる娘も
「おばあちゃん」と呼んでくれる孫もいるけれど
私の名前を呼んでくれるあなたが
とても大切でした
虹がキラキラしてて綺麗ですね...
老人でも渡りやすい緩やかな虹で良かったわ
1つの輝きが小さくなっていく度に
月が一層強く輝いていた
テストが返ってきた
ノー勉で挑んだから酷かった
空が赤黒かった
校庭にカラスがゴロゴロと転がっていた
友達の瞳孔が縦や横に細長く開いていた
教室は薄暗かった
僕の瞳孔だけ普通だった
瞳孔が変な僕だけ点数が悪かった
テストの前日までみんな僕みたいな瞳孔だったのに
テストの日みんな動物みたいな瞳孔になっていた
みんなおかしくなっていた
世界が終わるなら今がいい
女の友情くらいすぐに解けるのに
簡単に元に戻すことが出来る靴紐
あなたを羨ましいと思わなかったことは無いよ
今私には解けた紐を結ぶのを待ってくれる人がいない
ねぇ私は何を間違えたのかな?
今日も喧嘩したことを信じたくなくて
靴紐を何度も結んでみるが効果はやはり何も無かった
涙の跡がうっすらとついた靴紐は
この学びやを去るまでずっと変わらないのだろう
今日はテストが返ってくる
テストの合計点が高い方が低い方になんでも一つ
命令できるというよくある約束をした
この授業で返ってくるもので最後だ
割と自信があるから勝てたかも
なんて考えながらテストを受け取る
一緒にその教科の順位も渡される
クラス3位...
相手が上にいなければいいが...
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったと同時に席を立つ
「『何点だった?』」
見事にハモる
負けた...
今回全部自信あったのに
彼女は『私が勝ったからお願い聞いてね』と言った
『私と付き合ってください』
びっくりした
え?聞き間違い?いや、ないか...
『返事は今度聞くね』
そう言って彼女は教室を出ていった
答えはまだ出せなかった