好きと嫌いの　反復横跳び
僕らはいつでも　揺らいでる

「あなた」という響きの中には
優しさと憎しみが　同居していて

好きだった日々も
嫌いになった瞬間も
同じ場所で　揺れていた

最初の頃の純粋な気持ちは
今はどこに消えたのだろう

好きと嫌いの反復横跳び
僕らはいつまでも　揺らいでる

失ってはじめて
大切さを知る
気づけばもう
取り戻せない距離

遠ざかっていく
あなたが見える
手を伸ばしても
もう届かないのに……

もしも君が　ほんの少しでも
人間を　理解できたならば
その心は　きっと楽になるよ


人間は　どんな動物よりも　
弱い生き物かもしれない
どれだけ　努力しようと
たった一度で　全てが泡になるほどに

だけど

人間は　どんな動物よりも
強い生き物かもしれない
たくさんの　努力を積み重ね
いくど失敗しようと　塗り替えられる

だから

もしも君が　ほんの少しでも
人間に　寄り添えたならば
その心は　もっと強くなるよ

君だけに用意された　
メロディの停留所
心のやらかい内側を
包み込む　特別な休息所


メロディの停留所で
君は自分自身と向き合い
過去を振り返り　未来を夢見る

そこで得た　愛情を糧に
君はまた新たな旅にでる

メロディの停留所
そこは君だけの秘密の場所

愛して……「る」の一文字が続かずに
求めるだけの愛情みたい

孤独な言葉が響く部屋で
君への想いが　消えないようにと
君との思い出を　形づくる　

いつか伝えられたらいいな
今は口に出せない「愛してる」