Nijiame

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2/7/2024, 7:46:40 AM

時計の針


ちょっとおかしな時間だけど
詩を書いてみることにするわ

ちょっといつもより暗がりだけど
光を浴びてみることにするわ

青白いネオンが照らしてて
赤白い太陽を真似してて

そんなお部屋の静寂の中を
ハイヒールがランウェイするの

すっごく素敵でしょ?

ここには誰もいない
ここには舞台しかない

自分勝手はダメなのでしょうけど
でも たまには必要よね

2/5/2024, 6:27:42 PM

溢れる気持ち



気楽に溢れたり溢れなかったりしよ

取りこぼしたっていいんだから

だってそれは 君自身から溢れているものなんだから

2/3/2024, 6:59:47 PM

1000年先も


もし

馬鹿馬鹿しい事だけど

私が紡いだ詩が 1000年先も残っていたら

私は 少しは何かができたのでしょうか

何か残せたのでしょうか

劣化しないデジタルの時代において

私の詩は 消えずに残り続けるのでしょうか


ええ もちろん

私たちの信念は変わりませんとも

今を精一杯 我武者羅に 格好良く

周りにとって馬鹿げていて

自分にとって誇らしい

そんなものを本気で追い求める

それが私たちの 当初からある生き様なのですから

1000年先なんて 誤差ですって、ね

2/2/2024, 5:22:34 PM

勿忘草(わすれなぐさ)



黄金の瞬きは流れ

木の葉はざあざあ

風はびゅーびゅーと唸っていて

眩いだけの視覚できない空間に

勿忘草の香りを聴いた 気がした



どうして私は覚えていないのだろう

花の想いも 土の手触りも

全部 全部

残っていたはずなのに

どうして私は忘れているのだろう



流れ出た雫は盆に帰らない

ならばせめて 少しずつ摘み取ろう

忘れないように 忘れないように

2/1/2024, 4:37:06 PM

ブランコ


僕はそれに乗れない

酔っちゃうから

酷く錆びた鉄の振り子を 彼女は勢いよく押し出した

ブランコが宙に浮く

彼女が笑う

それを見るだけで十分なんだ

それだけで 僕は心地良い



僕はそれに乗れない

嫌なことを思い出すから

どうせみんな 夜の公園でブランコに座って

地に足つかない御伽噺を聴かせるんでしょ

僕の心を見もしないで

僕が宙に浮く姿を 見もしないで

自分に酔う姿見ると 酔っちゃうんだよね



いつものお決まりの形式のように

詩を紡ぐように振り子は動く

ねえ 一体何のために動いてるの?

君は誰なの?今振り子は 誰が漕いでいるの?



彼女は笑う

よいはまださめない

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