Nijiame

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10/18/2024, 6:53:00 PM

秋晴れ


撫でられたい

秋風の香りが髪を凪いで

私の心にまで

心地良く


晴れわたる空と雲と鳥と

石畳と木の葉の絨毯と

私しか見ないあの人の手に

撫でられたい

9/21/2024, 7:36:11 AM

大事にしたい


特に大きなことはしてこなかった

誇れるようなことなんてなかった

それでも

緊張はしてくれる

心臓が脈打って、体全身が震えている

ああ、良かった

僕は僕を、頑張ってるって思っているんだ

こういうとこだけでも、僕を大事にしたいな

9/8/2024, 2:45:39 PM

胸の鼓動


好きな鼓動なんて1度もない

生きていることに好き嫌いなんてなくて

鼓動はずっと意味なく騒いで

私を弱く苦しくする

もっと

もっと

もっと強く

もっともっともっともっともっともっともっともっと

強く強く強く

苦しくなりたい

命の灯火なんか比にならないくらい

愛を超えた感情を持って

幻を掴みたい

8/31/2024, 6:28:26 PM

不完全な僕


その日から僕は、顔を洗い始めることにした。

目の前に映る自分が、どれほどのものか知りたくて。

月明かりが照らす光だけじゃ、

完璧に見ることが出来なかったから。



その日から僕も、顔を洗い始めることにした。

目の前に映る、鏡が汚れているのか知りたくて。

磨かれていないのがどちらなのか、

どちらか完璧か分からなかったから。



でも、もし。

鏡に映る自分が、そもそも「自分」じゃなくて、

「鏡に映る自分」以外の何物でもなかったら、

僕の信じた完璧って、一体何だったんだろ

6/9/2024, 6:19:25 PM

朝日の温もり


夜中にそんなタイトルやめてよ

今必要なのは深夜の冷たさで

それを全身で浴びたいんだから

それを浸透させたいんだから


例えば夜の風に乗って

街の空を闊歩できるとしても

きっと僕は気まずくなって

人の目を気にして戻るんだから


月まで飛んで行けるなら

話は全然変わるんだけど

それはなんでか叶わない

それが創作のお決まりらしい


結局僕は月を夢見て

気がついたら朝日を見てる

それはとても嫌な気分だけど

温かくて、気が悪い

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