佐原369

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11/16/2025, 6:53:09 AM

題名『一瞬の話であって』


とある夏の暑い日、体育の授業で見学をする時にたまたま隣同士になったのが君だった。

自分はあまり話したことない相手だった君に、気まずさを覚えて意味わかんない所に目線を泳がせて、時間が過ぎるのを木陰に座り待つ。

それなのに君は嬉しそうに話しかけてくるわけ、もうなんなの?って言いたくなるくらいだった。あまり話したことないんだから普通もっと気まずそうにするはず、そんな事を思いながら君の詰め寄られる質問に答えた。

夏の風が妙に湿り気で、夏であることを実感しつつ、いつの間にか目の前の楽しげな元気なクラスメイト達の声を聞き流している。

そのくらい、君の質問はどこか面白くて気まずさを忘れるのは意外と早かった。

普段からもっと話しておけば良かった、こんな事を思う程に君は嬉しそうな表情で話しかけてくる。夏の暑さをどうとも言わない君の笑顔に自分は一瞬戸惑ったあと自然とふと笑ってしまった。

人の笑顔を可愛いなんて思うことないと思っていたのに、呆気なく初めてを奪われた気分で少し自分が人間らしいと思ったんだ。


これが夏の木漏れ日を見ると思い出す、今でも茂っている記憶だ。

冬の木漏れ日とは違う、
花火の光なんかとは違う、
あの夏の湿った残り香が漂っている。

思い出と言うには少し短すぎる時間だったのか、
どうも嫌なくらいに思い出と言うには納得出来ない気持ちがあった。


一瞬の気持ちを思い出すのが怖いのかも知れない。木漏れ日が揺れる度に自分の何処かの感情も揺れている、その事を夏の暑さのせいにする時点で僕は


君の事が一瞬でも好きだったのかも知れない。


忘れたいなんて言ったら、僕は君にとって卑怯な人間になるのか、でもね忘れたいって思う程に君って魅力的だったんだよ。

手に入れたいなんて思わないはずだけど、それでも君が遠くに行くとどこか苦しい気がするのは、


そうだよな…きっと暑さのせいだ


早く春が来るといいな。

11/15/2025, 9:12:00 AM


題名『無情の響き。』


何故か大事な約束より印象に残っている約束。

忘れたくても忘れられずに今でも思い出す過去の約束。

約束事よりも、その約束した相手をいつも思い浮かべているんだ。
意味なんてないのに記憶の中にいる、それだからいつも目が潤んでしまう。

意味が無くとも愛していた。

11/13/2025, 11:03:45 AM

題名『充分になれない』


もう何も考えさせないでくれ
何も変わることなんて無いだろう。
結局みんな何も変わらない事、何の変哲もない日々を望むんだ、

みんなが欲を望めば、
みんなが平和を望めば、
みんなが壊れることを望んだなら、

結局、女神様は世界をこのままにするでしょう
無情にもそうだろう。

死んでしまった愛する人を戻してくれと望み幸せに日々を過ごせるならそれがいいだろうが、必ずしも幸せに続くとは限らない。その愛する人がもしくは貴方が不貞を働くか、愛を失って別々の物語を歩むことになるかも知れない。
その時、貴方は他の人と幸せになった愛する人を見てどう思うのですか?あの時の祈りを恨むのですか?壊れればいいって恨むんですか?自分勝手にも貴方は少し後悔するのでは無いですか?

愛に後悔する時間が一番痛いだろうに、貴方は幸せで終われたらいいのにって、涙を浮かべてまた祈りを虚しく心に落とすのでしょうね。

事実が変わることをいつも恐れる、当たり前だ。変わる事実が大きいほど生きる環境が変わること言う事なのだから、

何を望むのか、何が起こるのか、
みんな分からないのに常に更にいいもの、生きやすくなるように世界が変わることを望んでいる、今の環境を軽視し更にと欲を見せて祈りを望む。

見ていて正直滑稽だ。単純で分かりやすい事実を見ればいいのに複雑に解釈を続けているんだから

世界平和を祈るだけ行動はしないのか?
言葉にはしないのか?祈りを叶えるのは自分自身であることを忘れてはいけない。

自分勝手に世界は動かない、戦争を嫌うのは理解している、だが「戦争がない日々を」と祈るならまず貴方の欲や感情など思考が無くなる事を理解するべきだろう、
欲、感情、思考があるから人間は生きてこれたが、欲や目標に忠実に生きていくためにしょうがなく始まるのが戦争だ。

始まってしまったから終われない
始まってしまったから戦争の恐ろしさを知る

でも始まらなければ人間は何も始まらないだろう。
昔の人間にそこまでの知識は無いんだろうから
進むことだけが道だったんだから
戦争がなきゃ意味の無さも恐ろしさも知れないんだ、ここまでの技術が無かったんだ。

意味がないようであるのが戦争だ、自分たちが戦争の恐ろしさを知れたのは戦争があったからで、けして無駄なものでは無い、繰り返さないために傷は残ったんだ。

それでも戦争は恐ろしいよ、とても怖いものだよ。
まさに地獄や絶望という言葉が似合うものだろう、
祈ってしまうのは仕方ない事なのかも知れない

だけど常に言動には責任や結果がついてくる。
この先、技術も進めば恨みも野望も生まれるだろうだから未来に戦争が無いなんて言い切れない、

どうしていくかは自分達次第で、幸せが続くことを祈るしか出来ないんだ。

まぁどうなるかなんて100年後の誰かに聞かないと分からないものだよね、怯えるのも疲れてしまう今が幸せならそれを保っていきたい。

やっぱり祈りで何か変わること無いんじゃないかな、そうじゃなきゃ女神様が困ってしまうからね。

11/12/2025, 10:18:43 AM

題名『壊れればいいと言った薔薇の話』


夢の中で時々出てくる薔薇。
棘があって触るのに戸惑ってしまう、後ろの家族は何も喋らず面白くない。
黒い世界だった暗くて足元しか見えないし、知らない絵を描く事だってあった。
夢は不思議だ。

知らないはずのものを知っていて、知っているはずのものを否定するように見せてくる。

大きな波の夢は短かったが、印象が強かった。
ヤクザに脅迫された夢も、
知らない家のはずなのに安心感のあった夢、
ゾンビに追いかけ回される夢、
どこぞの田植え師匠の夢、
夕暮れの港で知らないお姉さんと手を繋いでる夢、
汚部屋で見た神秘的でキモかった虫の夢、
全部が不思議だった。

夢で薔薇が咲いた家にいた時よく邪魔される
兄妹に近付こうとした度に薔薇の茨が邪魔をする。

何を意味するのか興味もなかったが触ると痛そうな茨を見た時、


何が言いたいのか何となく理解出来た。

11/12/2025, 9:44:48 AM

題名『丘のむこうの空をながめた時』


悲しい、楽しい、愛しい、不思議、知らない人、友達、好きな人、恋人、家族、憎い人、一人…
様々な事が浮かんでくるけれど、言葉にも文にも出来ないんだ。

日だまりを思い出し、その日だまりに照らされるものを見ていた
花が枯れ、落ちた花弁を見ていた
雨に濡れ、萎れた葉を見ていた
その一時を意味も無く覚えている、何かの最中に見たもの、ただゆっくり流れた時間に
ふとした時にあの時の一瞬、道端に花が咲いているのを覚えていたように覚えている。

その一瞬の幸せを懐かしく思う日が来る、
どんな時の日常だって慈しむ時が来る、
分かっていて穏やかになるのだ。
来るのものに悲しみ、喜びを覚える日々を、あの日の町中で赤い風船を持って喜ぶ子供をふとした瞬間に意味も無く思い出すように、

懐かしみ慈しむ時が来るんです。
それは言葉や文にするのは難しい、それでも未来の私たちはただ一瞬の出来事を思い出す。

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