4/16/2025, 1:22:37 PM
(遠くの声)
ねえ、知ってる?
とある橋で「もし」って誰かが呼び止めるような声を聞いても絶対に答えたり、振り向いちゃだめ!
それ、人間じゃないかも?
4/12/2025, 12:46:52 PM
自分の居た場所。自分の居るべき場所。それはいつでも職場である邸宅の中だった。俺はここの使用人だから。主人の身の周りの世話をして、しっかりと言い付けは守って仕事をこなす。そうすれば飯と寝床には困らなかった。…なのに。最近それを脅かす奴が現れた。そいつは仕事も完璧で俺の教えもいらないくらい優秀。けど突然主人に娯楽はどうかと歌い踊り出すような、何するか分からない奴。
そんな奴がある日俺にこう言った。
「遊びに行こ!」
あまりに突然だった。眩しい笑顔でいうものだから、予定も無かった事だし誘われるがまま着いて行った。
気付いたら遊園地に来ていて、いろんな乗り物に乗って遊んでいた。こんなに遊んだのは随分久しぶりだ。
夕暮れ時に観覧車に乗った。彼女は外の景色を眺めている。俺も。
そうしたら目の前に色が広がった。夕日と夜の狭間の、鮮やかな不思議な色の空。
「相手が俺で良かったの?」
「君じゃないとダメなんだよ〜」
本当に変な奴。けど、その時からだ。つまらなかった日常に色が着いたのは。