木漏れ日の跡
天から降り注ぐ
恵みの様な光線
その光に当たった時
とても幸せな気がする
雲に隠れたり
少し太陽が傾いたり
風が木々を揺らしたり
そんな時には
木漏れ日の跡が出来る
さっきまでここに
木漏れ日はあったのに
イタズラ好きな天候に
時折左右されてしまう
少しのずれでも木漏れ日は
跡になってしまうんだ
そのひと時を楽しもう
きっと同じ木漏れ日は
無いのだから
ささやかな約束
覚えてるのかな
だいぶ昔の話だけど
まぁ小さかったって事もあるけど
今となってはさ
本当にどうでもいい
ささやかな約束かもね
あの当時もささやかだったな
現時点で覚えていたとしても
きっと軽いんだろうなぁ
あくまでも当時の約束だから
もしその約束がささやかでなかったら
それはそれで大事になるかも
きっと覚えてないなぁ
祈りの果て
祈って祈って沢山祈って
どれほどの時が流れたのか
数多の時をずっと祈った
貴方が姿を消してからずっと
どうしていなくなったのか
どうして突然だったのか
思い当たる理由が無かった
ずっと色んな事を考えだけど
わからなかった
だからこそ無事であれと祈った
ずっとずっと沢山祈った
季節が幾度となく変わった
祈りの果てには、きっと
貴方が帰ってくるだろうと
心の迷路
一つの事をするのに
こっちかなあっちかな
既に決めているはずなのに
なんだろうこっちなのかなぁ
あの不思議な悩みってなんだろう
この流れはまだいいのかな
あの時の行動とか
あれは間違い無かったとか
どんどん迷っていく不思議な心
それが複雑になって
大きな迷路となっていくんだ
でもね
その迷路ってさ
もう決定してるものだから
迷いようが無いんだよね
選択したものは戻りようがない
ただね
それでも引きずってしまうと
わかっていても心の迷路って
解決するのって難しいんだよね
ティーカップ
純白な色に綺麗な装飾を施された
ティーカップと皿のセット
まだそこには何も注がれていない
そのティーカップには何を入れようか?
茶葉といえど種類がある
最初に入れるのは何にする?
お湯の準備は出来ている
さぁどの香りを楽しむ?
場所は外にする?中にする?
さぁまだ決めていないなら
茶葉と場所を決めよう
ほんのり穏やかな日常を添えて